
「技術が好きでずっとやってきた」というキャリアの中で、2007年に法人営業の部署に配属。お客さんや営業部門と直接話す機会が増え、視野が広がった。「今までは、いいものを提供するために技術を追求する。それで、完成したらひと区切りだと思っていました。でも、商品やサービスはお客さまが使い始めてからがスタートなんです」。どんなに便利な商品やサービスでも、活用されなければ意味がないという。
最新技術をどう生かすか

5GオープンラボSHIKOKU開設時のセレモニー
携帯電話は今、アナログだった「第一世代」からデジタル化、国際化、高速化…と進化し続けて、「第五世代」(=5G)の時代を迎えている。5Gは、これまでの通信速度と比べて圧倒的に「速い」のが特徴だ。「単純に『速い』のがすごいのではなく、速いからいろんな場面でさまざまなニーズに応えられる。可能性が広いということで注目されているんです」
その5Gを活用し、他分野の企業と連携して新たなビジネスを生み出すための「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」の推進にも携わった。「農園で、遠隔操作による技術指導を受けられるシステム、建設機械を遠隔制御するシステムの取り組みなど、具体的な活用シーンに合わせて技術をどう生かすか考えるのが5Gの時代。お客さま目線がますます大事になるからこそ、今までの経験が生かせると思います」
ため池の水位を――

瀬戸内国際芸術祭で男木島を訪問
その赴任地で、地域のためにできることは何かを日々考えている。「今、話をしているのはセンサーを使った、ため池の水位の管理。農業・防災両面からお役に立てるのではないかと思っています」
9月に5Gを体感できる「ドコモ5GオープンラボⓇ SHIKOKU」が、四国支社内にオープンした。「これをきっかけに、いろいろな分野の方々と、地域の課題を解決するソリューションを提供していきたいですね」
石川恭子
三ケ尻 哲也 | みかじり てつや
- 略歴
- 1966年 大分県生まれ
1985年 大分県立大分雄城台高校 卒業
1991年 大分大学大学院工学研究科修士 修了
日本電信電話株式会社 入社
2000年 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現 株式会社NTTドコモ)
コアネットワーク開発部担当課長
2007年 ソリューションビジネス部担当部長
2010年 ネットワーク開発部担当部長
2015年 ソリューションビジネス部長
2019年 執行役員 四国支社長
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