①件数は前年度比31件の増だったが、5年連続200件割れ
②負債総額は小規模倒産主体だったため、件数増ながら前年度比6億8,400万円減
③件数は全県で増加。負債総額は愛媛、徳島で増加
④販売不振が119件で最多。不況型倒産は145件で構成比72.9%
2019年度の四国地区企業倒産状況(負債総額1,000万円以上、内整理を含む)は、件数199件、負債総額は296億6,600万円で過去10年との比較では9番目と低水準だった。
香川は前年度比8件増

販売不振が全体の6割

全産業で倒産発生
2019年後半から増勢が続く企業倒産は、業績改善の遅れた中小・零細企業の「息切れ」が中心だ。事業断念の要因は資金繰りだけでなく、人手不足や後継者難、将来の見通し難などが複層的に絡んでおり、更には「新型コロナウイルス」感染拡大の影響も相まって企業倒産は増勢ペースを持続する可能性が高い。
東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸
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