
以前に開催したツアーの様子
例年、定員20人のツアーを3~4回実施しており、これまでに延べ500人以上が参加した。60代以上の女性グループや夫婦での申し込みが多く、リピーターもいるという。移動中のバスでは、またたびメンバーの自己紹介や、ツアーに関するクイズを出題。参加者とのコミュニケーションを図り、心地良い空間づくりを心掛けている。
2020年は新型コロナで計画通りに実施できなかったが、感染防止に努め、定員を減らして12月に催行した。高松駅集合で、庵治町を訪れてまち歩き。養殖ハマチを料亭で食べ、古民家を見学。同町観光交流館で、名産である庵治石の臼でコーヒー豆をひく体験をしてもらった。
代表を務めるのは、経済学部2年・小谷仁奈さん。入学時、またたびが学内を案内する「キャンパスツアー」に参加したことをきっかけに、メンバーになった。「年上の方と話す機会がたくさんあり、いろんな知識を吸収できます」
副代表は、経済学部2年の常國佑充子さん。旅行好きで、将来は地域活性に関する仕事に就きたいと考えている。「幅広い年代の方と接したり、メンバーで意見をぶつけ合いながら企画したりすることで、人として成長できているのでは」。小谷さんと常國さんは、人の温かさ、景色の美しさ、小さな県で移動しやすいことが香川の魅力だと感じているという。
以前、経済学部・教授の西成典久さんの授業で、学生が県内の経営者に事業を提案した。その際の「カメラ女子旅」が琴平バスに採用され、2014年1月、実際にツアーになった。またたびの活動はそこから始まった。今後は県内だけでなく、県外・国外の旅行者に向けたまち歩きツアーにも取り組んでいく予定だ。西成さんは「今はツアーの催行は難しいけれど、地元の情報を収集するのに良い機会。活動の基盤づくりに励んでほしい」と話す。

小谷仁奈(こだににな)さん(左)と、常國佑充子(つねくにゆみこ)さん
香川大学 またたび 地元再発見の旅プロジェクト
- 活動内容
- ツアーの企画・ガイド
- 所属人数
- 9人
- SNS
- Facebook、Twitter、Instagram
- URL
- https://matatabisaihakken.wixsite.com/kagawa-uni-matatabi
- 確認日
- 2021.03.18
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