
テロや異文化間交渉… 節目節目で深めた見識
入社後は九州で自動車、東京で旅行などの業界担当に。旅行業営業部にいた2001年、アメリカ同時多発テロ事件が発生。テロ被害に関する約款が存在せず顧客の不安が高まる中で、業界が一丸となって「補償する」と回答した。「有事にお客さまを守り、日頃は忘れていてもきちんと守られていると安心できる世界を確立するのが私たちの仕事。お客さまを守る意識が高まった経験でした」と振り返る。
04年、日動火災海上保険と合併して東京海上日動火災保険が誕生した際に名古屋に異動。08年にロサンゼルスの拠点に移ってからは、日系企業全般の担当としてさまざまな業界の知見を深めた。12年、本社自動車営業開発部の海外チームに配属され、グローバルに展開する自動車メーカー向けの海外保険対応サポートを経験したのち、15年からアジア・バンコク駐在員としてタイに移る。
タイでは現地拠点のタイ東京海上と地場の保険会社を合併する事務局を務めた。「社風や目的意識などがまったく異なる文化間の交渉で、一緒に頑張っていると思ったら『どうせ日本に帰る立場だからドライな判断が出来るんだ』と言われたり…。我々のことを知ってもらおうと本気で取り組む姿勢が問われました」。相互理解を深める努力の中から生まれたのが、社内公募で採用した「Aim High!Think Hard!Move Fast!(高みを目指し、知恵を絞って、即行動!)」のスローガン。「タイ人社員が提案したフレーズで、とても気に入って今も使っています」
変化の核を担う若手に期待

支店メンバーとボランティアを務めた
サンポート高松トライアスロン2023
支店メンバーとは「少し真面目に、でも気楽に」をモットーに、個人面談で一人一人の思いを丁寧に受け止める。「今後、部門統合や業務集約が進めば仕事の仕方が大きく変わってくるでしょう。業界が変化する中で核となるのは今の若手。上にノーと言える気風とともに、変化に対応する覚悟とチャレンジ精神を持ってほしい」と語った。
戸塚 愛野
高橋 淳 | たかはし あつし
- 略歴
- 1972年ドイツ生まれ
1995年 慶応義塾大学経済学部卒
東京海上火災保険株式会社入社
2015年 東京海上日動火災保険株式会社
アジア・バンコク駐在員
2019年 同 東京自動車営業第三部長
2023年 同 高松支店長
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