積み重ねた経験と対話で、会社に変革の風を吹き込む

株式会社森川ゲージ製作所 設計部長 西山 秀作さん

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2026.02.19

日々やりがいを感じながら仕事に打ち込んでいるという西山さん(左)と、厚い信頼を寄せる森川社長(右)

日々やりがいを感じながら仕事に打ち込んでいるという西山さん(左)と、厚い信頼を寄せる森川社長(右)

森川ゲージ製作所で設計部長を務める西山秀作さんは、東京の大学を卒業後、大手電機メーカーの富士通に就職。約30年間にわたって、生産技術エンジニアとして設計(CAD)と加工(CAM)を駆使した筐体設計に携わり、開発の最前線を歩んだ。定年を控え、地元香川に本社を構える森川ゲージ製作所へ出向。「この会社なら長年の知識と経験を存分に活かせる」と確信を持ち、同社への転籍を決意したという。

創業65年以上を誇る同社は、建設機械や船舶用エンジン部品などの高精度な金属加工を得意とし、国内トップシェアを誇る製品を多数抱えている。そんな実力派の会社において、長年の悩みの種だったのが、CAD/CAMの間で生じる非効率なデータ連携だった。こうした状況を打開し、CAD/CAMを一体運用する体制を築く責任者として白羽の矢が立ったのが西山さんだ。

着任後、設計と加工をスムーズにつなぐ新たなフロー構築に着手。試作段階から改善活動を牽引し、旗振り役として存在感を示した。当初は現場のベテラン社員たちからの反発もあったが、一人ひとりに丁寧に向き合い、時間をかけて信頼を築いていった。

また、外部講師を交えた改善プロジェクトでは、専門用語をかみ砕いて伝える「通訳」を自ら買って出て、現場との橋渡し役を担った。懸命に取り組む西山さんの姿勢に呼応するように、社員の意識も徐々に変化。自ら改善を提案する声も次第に増え、社内の空気が前向きに変わっていった。

さらに、工場内の作業フローを図に起こし、各工程の所要時間を計測するといった「見える化」によって課題が明確になり、部門ごとの目標設定と計画的な改善が進んだ。こうした活動の成果は数字に表れ、売上も着実に上向き、社内の士気も高まったそうだ。

森川正英社長は「西山さんは現場を動かすお手本」と太鼓判を押す。そのリーダーシップと実行力に全幅の信頼を寄せており、「変えるべきことと守るべきことの線引きを、社内で共有する上でも欠かせない存在です」とも。

「ブレない方針のもとで、現場のリアルな感触を持ちながら仕事ができるのがこの会社の魅力」と語る西山さん。これからも現場革新と人材育成を両輪に、香川のものづくりを力強く支えていきたいと意欲を見せていた。

株式会社森川ゲージ製作所

設立
1955年
社員数
54名(男性48名、女性6名)
所在地
[本社・工場]〒761-0613
木田郡三木町上高岡432
[第2工場]〒761-0612
木田郡三木町氷上620
代表電話番号
087-898-1151
事業概要
精密機器、油圧・空圧・水圧機器、舶用エンジン機器

食品加工機械、セラミックス製品の設計・製造・販売
資本金
2,400万円
地図
URL
http://www.mg-w.co.jp/
確認日
2021.08.27

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