「うどん」をテーマに課題研究

観音寺第一高校

News

2018.06.07

データビジネス創造コンテスト (Dig7)の本選会で、堂々と プレゼンテーションする3人

データビジネス創造コンテスト
(Dig7)の本選会で、堂々と
プレゼンテーションする3人

科学的な技能や、新しいことを創造し表現する力をもつ人材を育てるため、先進的な理数系教育を行う高校が「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」。全国で約200校が指定され、大学や地元企業、研究機関と連携し、生徒の問題解決能力を育成する教育研究が進められている。観音寺第一高校では2011年からSSH指定を受け、理数科の生徒を中心に取り組みをスタート。生徒主体でグループごとの課題研究に挑戦してきた。2017年からは普通科の生徒にも範囲を広げ、学校全体で活動している。

昨年、普通科クラスの2年生3人が取り組んだのが「うどん女子増殖プロジェクト」。圧倒的に男性の多いうどん店の客層に目を付け、女性客を増やすことで市場規模の拡大を目指すというもの。「第7回データビジネス創造コンテスト(Dig7)」で、高校生部門賞を受賞した。
「うどん女子増殖プロジェクト」メンバー。左から 曽根愛理さん、請川知里さん、林崇裕さん(現3年)

「うどん女子増殖プロジェクト」メンバー。左から
曽根愛理さん、請川知里さん、林崇裕さん(現3年)

うどん店の入り口に立ち、客の男女比を調査。女性客の比率の多いうどん店は、他店と何が違っているのかを分析。慶應義塾大学で行われた本選会では、「作成したスライドや手法は統計の王道」と評価された。参加した請川知里さん(現3年)は、「本選会では手が震えるほど緊張しましたが、世界が広がりました。たくさんの人との交流の中で、今の自分は遅れていると感じました」と振り返る。

SSH推進部主任の床田先生は「定義と根拠と論理に基づく研究や分析はもちろん、本当に大事なのは生徒に新たな世界を知ってもらうこと。家族と教師以外の大人と関わり、視野を広げることに狙いがある」と話す。

6月21日(木)には、SSH課題研究の成果発表会が行われ、誰でも見学可能。14日(木)申し込み締め切りなので、詳細は問い合わせを。また、毎年の研究開発報告書は同校HPでも見ることができる。

観音寺第一高等学校

住所
観音寺市茂木町4-2-38
TEL:0875-25-4155
設立
1900年
生徒数
738人(2018年4月)
地図
URL
http://www.kagawa-edu.jp/kanich01/
確認日
2018.06.07

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ