マラソンの楽しみ

元・四国地方整備局長 石橋 良啓

column

2016.02.18

私は、自身を紹介する際、「あなたの趣味は何ですか?」と問われると、「週末のジョギングです」と答えます。この週末のジョギングを始めたのは、2004年の5月頃ですから、今から約12年前、年齢は45歳の時でした。その年の4月、熊本での2年間にわたる単身赴任生活が終わり、東京の自宅に戻ったのですが、その時の妻からの一言「少し太ったね。お腹の周りがダブついているよ」は、40代半ばの中年となり体力の衰えを感じ始めていた私にとって、ずっしりとこたえるものでした。

そこで一念発起、ジョギングを始めることにしました。最初の頃は週末土日のどちらかに4kmほど走るのが精一杯でしたが、徐々に距離は伸び、最近では土日それぞれ12km走っています。お蔭で、73kg程あった体重も65kg程度まで絞ることができ、お腹の周りもすっきりしました。(ただし、昨年5月から高松で9度目の単身赴任生活となり、美味しい物を沢山食べ、飲む機会も増えたことから、体重も増えつつあるのが現状です)

そして、ジョギングを始めてからその趣味が高じて、フルやハーフのマラソン大会にも出るようになりました。四国でも数多くのマラソン大会が開催されていますので、できる限りいろんな所のマラソンに出場したいと考えていますが、前回勤務した時も含めて四国内では、先日の「愛媛マラソン」が12回目の出場となりました。ジョギングやマラソンをされない方からは、「何故そんなしんどいことをするのか?」とよく尋ねられます。目的としては普段の不摂生をキャンセルして健康維持のためということになるのですが、言われるように走っている時は足も痛くなるし走るのを止めたいと思うことはしばしばあります。しかし、そんな時、沿道で応援して下さる地元の方々の声援が背中を押してくれて、「もう少し頑張ろう」という気持ちになります。そして、苦しさに耐えてゴールまでたどり着いた時には、"達成感"に加え、「もう走らなくて良いんだ」という“開放感”を味わえる、これがたまらないのです。もちろん、訪れた先々で美味しい食材を生かした料理をいただきながら、レース後の水分(ビール等)補給も大きな楽しみとなっています。

健康維持のため、皆さんもジョギングを始めてみてはいかがですか。

元・四国地方整備局長 石橋 良啓

略歴
1958年9月 奈良県桜井市生まれ
1983年3月 京都大学大学院工学研究科 修了
1983年4月 建設省 入省
2006年7月 国土交通省北海道開発局 事業振興部技術管理課長
2008年4月 政策統括官付参事官付政策企画官
2009年7月 中部地方整備局 木曽川上流河川事務所長
2011年1月 四国地方整備局企画部長
2012年9月 関東地方整備局企画部長
2014年7月 水管理・国土保全局防災課長
2015年5月 四国地方整備局長
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元・四国地方整備局長 石橋 良啓

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