量産化のカギを握るのは「矯正型」。1年ほど成長したオリーブの幹に1年間装着することで、S字型の盆栽が量産できると考えた。土に差す角度を変えれば、違う形のS字も作れる。矯正型を作る元となる金型製作費用を含む商品開発費用には、かがわ産業支援財団の「かがわ農商工連携ファンド」(※)を活用した。
「今までなかったものを自分が生み出して世に出せるのは楽しい」と言う花澤さん。「colive(コリーブ)」と名前も決め、3年後の商品化を目指す。
※かがわ農商工連携ファンド
中小企業者と農林漁業者がお互いの資源や技術を持ち寄り、新商品やサービスを開発、販路を開拓する事業に対して助成する。平成29年度追加募集は7月28日(金)まで。
お問い合わせ:かがわ産業支援財団ファンド事業推進課 TEL:087-868-9903
HP:http://www.kagawa-isf.jp/sien/nousyokou_fund/
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