旅を楽しむオートバイ専用の手袋 GLONEY

屋島工房

Topic

2018.10.18

GLONEY。左からグリーン、ブラック、ブルー

GLONEY。左からグリーン、ブラック、ブルー

ファッション小物としての手袋と違って、オートバイ用手袋は1日中着用したままのことが多い。大きさや硬さなどに少しでも違和感があると、長時間ツーリングするライダーにはストレスになるという。

尾原義則さんは東かがわ市の手袋メーカーで勤めた後、独立。工房を立ち上げ、オートバイ専用の手袋を作り続けてきた。「サイズが数ミリ違うだけで、使い心地が全く異なります。一般的なS・M・Lサイズも作っていますが、オーダーメードも受け付けています」。尾原さん自身もライダーだ。

尾原さんは、オートバイにはシンプルな革手袋が最適だと考えている。余計な装飾はせず、使い心地が良く、いざという時ライダーの手を守れるものが理想だ。ハンドルが握りやすいように、指先が少し丸まった形に縫製する。縫い目を手の甲側に持ってくることで、ハンドルを長時間握っていても手が痛くならない。

昨年は、四国経済産業局が主催するデザイナーとのマッチング事業で、新たな手袋を作った。「いつもは40~60代のユーザーがメイン。20~30代をターゲットにしたものを作りたいと考えました」。グラフィックデザイナーやコピーライターとともにチームを組み、新商品のアイデアを練った。約半年かけて完成したのが「GLONEY(グローニー)」だ。
アテ革は地元・屋島の形をモチーフに

アテ革は地元・屋島の形をモチーフに

名前はグローブとジャーニー(旅)を合わせた。手の甲側には丈夫な牛革、手のひら側にはやわらかな鹿革を使用。着用すると、鹿革がしっとりとなじむ。転倒時に手のひらを保護するための「アテ革」は牛革を使い、安全性を高めた。人差し指の部分には導電素材を用い、着用したままスマートフォンを操作できる。若者も着用しやすいようやや細身に仕立て、スタイリッシュに。

色はグリーン、ブラック、ブルーの3色に、瀬戸内海のような穏やかな波模様が描かれている。職人の手描きのため、同じ柄の手袋はないという。価格は2万円(税別)で、今年3月から販売。尾原さんは「若い人にもツーリングを楽しんでもらえれば」と話す。オートバイの魅力だけでなく、香川の伝統産業である手袋づくりを次の世代に伝えていきたいと考えている。

【問い合わせ】
屋島工房
高松市屋島中町389-5
TEL:087-843-2704

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ