
あなぶきスペースシェア

アルファベッドの一例
アルファベッドの運営には、グループ会社で培った様々なノウハウを生かす。グループ内のホテルと同じアメニティを揃えているほか、宿泊客はAlphabedの最寄りのあなぶきグループのホテルでチェックイン手続きができる。ベッドメイクや清掃は、ハウスクリーニングの事業部門が手掛ける。自社運営のコールセンターが年中無休で稼働しているため、宿泊客は困ったことがあればすぐに問い合わせが可能だ。現在、香川県と広島県で50室のアルファベッドを運営中。今後は福岡県でもオープン予定だ。香川は、直行便がある韓国や中国、台湾などからの利用者が多い。JR香西駅前の部屋は、盆栽をテーマにコーディネート。駐車場もあるため、レンタカーで旅行する外国人観光客に人気だという。

生山 亨さん
WeBase 高松

カフェスペース
1月に閉館した高松ワシントンホテルプラザをリノベーションして、2階がフロントとカフェスペース、3〜9階がホテル、10〜11階がホステルというつくりになっている。ホテルはシングル、ツインで256部屋、ホステルは108ベッドあり、ビジネスからレジャーまで多様なニーズに応える。

渡邉 幸雄さん
「高松は東京から飛行機で1時間。松山、徳島、高知など四国内の移動もしやすい。外国への直行便が就航しているし、ビジネスやレジャーで四国の玄関口としての役割を果たしていると思います。温暖な気候で食べ物もおいしい。瀬戸内の魅力をここから発信していきたい」
WeBaseの入口には瀬戸内国際芸術祭でもおなじみの現代美術作家・ヤノベケンジさんの作品「SHIP'S CAT(Returns)」(シップス キャット リターンズ)を設置。大航海時代、船旅の守り神として大切にされたという猫をモチーフにした作品には、若者の旅を後押しする「出発」「希望」「誕生」という意味を込める。「来年開催の瀬戸内国際芸術祭のお客様にも、ぜひ泊まっていただきたいですね」
県内の投資は7.4倍 企業にメリットあるか
宿泊事業を手掛けることで、企業が持つノウハウや施設が活用できるほか、本業との連携により宿泊サービスが向上する、新しいサービスが生まれるなどの効果が見込める。宿泊客が増えれば地域での消費も増える。定住人口が減少する中、空き家対策や交流人口の増加は多くの地方が抱える課題だろう。企業の新たなチャレンジに期待したい。
株式会社あなぶきスペースシェア
- 住所
- 香川県高松市紺屋町3-6 3階
- 代表電話番号
- 087-806-3089
- 設立
- 2018年2月1日
- 事業内容
- 住宅宿泊事業・簡易宿所の開発・運営・管理
シェアリング事業 - 資本金
- 70,000,000円
- 地図
- URL
- https://anabuki-spaceshare.co.jp/
- 確認日
- 2018.12.20
WeBase 高松
- 住所
- 香川県高松市瓦町1-2-3
- 代表電話番号
- 087-813-4411
- 設立
- 2018年12月1日
- 地図
- URL
- http://we-base.jp/takamatsu/
- 確認日
- 2018.12.20
おすすめ記事
-
2021.07.01
客室をリニューアル
WeBase 高松
-
2021.02.04
新たな取り組み始まる
WeBase高松
-
2025.07.17
「祭り」を取り巻く環境が変化する中
“つなぐ”ためにどう関わればいい?ビジネス香川編集室
-
2024.07.18
原因は温暖化だけではない瀬戸内海の水産資源、どんな課題がある?
ビジネス香川編集室
-
2024.05.16
「部活動の地域移行」が街づくりのきっかけに
私たちはどんなかかわり方ができる?ビジネス香川編集室
-
2024.03.21
現地での活動で見えた課題、感じたこと
私たちの今後の防災にどう活かすビジネス香川編集室
-
2024.01.18
ヤングケアラーの存在を知った時
まわりの人たちができることは何だろうビジネス香川編集室
-
2023.11.16
近代土木の道を拓いた先人の思想を
未来にどうつなげる?ビジネス香川編集室
-
2023.09.21
観光、農業、高齢化、教育…
スポーツで地域活性化、とはどういうこと?ビジネス香川編集室
-
2023.07.20
ニーズ開拓、商品の付加価値、宣伝……
“香川の盆栽”を、世界にどう売り込む?ビジネス香川編集室
-
2023.05.18
地域の財産を守るのは“誰か”ではなく“自分たち”
「四国遍路」にはどんな価値がある?ビジネス香川編集室
最新紙面情報
Vol.412 2025年08月21日号
「ここに来て良かった」 生徒一人一人に寄り添って
学校法人村上学園 理事長 村上学園高等学校 校長 村上 太さん
モニタリングの知見を生かし 地域と「顔の見える対話」を
日本銀行 高松支店長 稲村 保成さん
諸機関と柔軟に連携し 四国の中小企業に寄り添う
独立行政法人 中小企業基盤整備機構 四国本部長 田中 学さん
まち全体を一つの「宿」に見立て 古民家を核に日常風景の魅力を発信
NIO YOSUGA 代表取締役 竹内 哲也さん/菅組 社長 菅 徹夫さん
生徒の「やってみたい」が地域とつながる 進化するボランティア団体「TSUNAGU」
大手前丸亀中学・高等学校