人の喜ぶ顔が見たい

東急ホテルズ 高松東急イン 総支配人 稲森 俊彦さん

Interview

2014.04.17

今年1月に着任。初めての香川県に、初めての単身赴任だ。まずは高松がどんなまちなのか見ようと、転勤後、最初の休日に屋島を訪れた。「山上から見ると、素晴らしい景色が広がっていて、美しいまちに来たなと思いました。休みの日はうどん店を中心に出掛けていますが、ほかの観光地にも行きたいですね」

接客業を究めたい

羽田東急ホテルで12年間勤務、その後は本社で財務の仕事に携わった。そして今年、高松東急インの総支配人に就任。再び好きな接客が出来ることがうれしかった。接客業の面白さを知ったのは、学生時代にファミリーレストランでアルバイトをしていたときだ。

「お客様の喜ぶ顔を見ると、こちらもうれしくなります。接客を究めようと、ホテルへの就職を考えました」。ホテルマンとして大切にしているのは、いつも笑顔でいること。「従業員の印象が、ホテルの評価を決めます。最近の研修では"気づき"を重視していますね。お客様にとって何が良くて悪いのか、自ら気づくことが必要です」

全国で45店舗を展開する東急ホテルズ。「安心・安全を土台にした"おもてなしの精神"が東急らしさだと思います。目の肥えたお客様にも満足していただけるよう、より質の高いサービスを提供出来れば」。ビジネス客はもちろん、観光客に向けたサービスもさまざまで、高松ならではの取り組みにも力を入れている。「スタッフがよくやってくれています」。ロビーには、瀬戸内の島々の案内がずらり。地図を掲載したパネルのほか、各島の無料パンフレットがそろう。観光客の知りたい情報が集約されている。

妻との旅行 年に一度は必ず

瀬戸内の島々は、稲守さんが行ってみたい場所でもある。「まずは直島と小豆島を考えています。直島は美術館、小豆島ではエンジェルロードを歩きたい」。旅行はもともと妻の趣味。年に1度以上は旅行しようと約束している。全国の主な観光地にはほとんど訪れ、残すは沖縄と四国だけ。「妻の喜ぶ顔を見ることも楽しみの一つです。島の次は、四国各地を案内したいですね」

稲守さんの趣味はスポーツ。するのも見るのも好きだ。中学・高校・大学とバドミントン部、羽田勤務のときは社内の野球部に所属し、本社勤務のときにゴルフを始めた。「仲間を見つけて、香川でもゴルフが出来れば」

サービスに感動を

総支配人は、ホテル全体の責任者。あらゆる場面で対応が求められる。「お客様に感動していただけるようなサービスを目指しています。東急だから泊まりたい、高松の東急は落ち着くねと言ってもらえたら」。香川県は今年、瀬戸内海国立公園指定80周年や四国霊場開創1200年の関連行事でにぎわう。東急インでは、お遍路体験が出来る宿泊プランなどを予定している。

稲森 俊彦 | いなもり としひこ

略歴
1964年7月 三重県伊勢市 生まれ
1988年3月 亜細亜大学経営学部 卒業
1988年4月 株式会社東急ホテルチェーン入社
       羽田東急ホテル配属
2000年6月 本社財務部主計課
2005年4月 株式会社東急ホテルズ 経営企画部
       財務MGR(会社分割)
2007年9月 財務課長
2014年1月 高松東急イン 総支配人

株式会社 東急ホテルズ

確認日
2014.04.17

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