「フュージョンを聴き続けて30年。未だ飽きないんですよね」
サーフィンもスキーも得意な都会派

日航インターナショナル 高松支店 支店長 根本 克也さん

Interview

2008.07.03

フュージョンとの出会い

中学、高校とロックが好きな少年だった。楽器もベースを少々かじり、高校の文化祭では演奏もした。高校後半からはジャズも聴くようになっていた根本さんが大学時代に出会ったのが、友人から教えてもらったフュージョンという音楽。初めて聴いたときから、その音に惹かれてしまったという。

ジャズを基調に電気楽器やロック風な奏法を取り入れたその新しい演奏スタイルは、アメリカでは1970年代終盤により洗練されたものとなり、フュージョンという新しいジャンルで呼ばれていた。 特に根本さんが惹かれたアーティストは、ギタリストのパット・メセニー。「大学時代に出会ってかれこれ30年。ずっと飽きないんですよ」。彼が率いるパット・メセニーグループのオリジナルメンバー、キーボディストのライル・メイズと作る音楽は、「透明感があるのにメロディアス。パットのギターとライルのピアノの絡みが、またいいんですよ」。来日公演のチケットは瞬く間に売り切れてしまうほどの人気を誇るが、ライブには何度となく足を運んでいる。「臨場感はもちろん、会場にいるのはパット・メセニー大好き人間ばかり。その場所、その空間にいることだけで、うれしくなるんです」。


フュージョンはもちろん、ジャズやボサノバも愛聴する。一人暮らしの高松の部屋には、LP200枚、CD100枚を持ってきた。「真剣に聴いていた昔では考えられなかった」という「ながら聴き」をしたり、ヘッドフォンでゆっくりと音に浸ったりなど、音楽を楽しんでいるという。

アクティブな一面も

根本さんは「静」だけの人ではない。大学時代はサーフィンに明け暮れた。「ハードなアルバイトでチケット代や滞在費を貯めては、ハワイへ行ってました」。就職2年目に北海道・千歳に赴任してからは、スキーにも挑戦、かなりの腕前らしい。なかなかアクティブなのだ。「今はもう家で過ごすことが多くなったんですが…」。
香川での暮らしは1年8カ月ほどになった。赴任当初の高松空港勤務から今年4月に高松市内の支店勤務に。これからは市内のジャズスポットに出没する日が増える、かもしれない。

根元 克也 | ねもと かつや

略歴
1956年1月28日東京生まれ
1980年3月 成城大学経済学部卒業
1980年4月 東亜国内航空入社
1997年3月 JAS山形支店長
2004年 JALスカイ東京 羽田第3旅客部副部長
2006年 JAL高松空港所長
2008年 JAL高松支店長
写真
根元 克也 | ねもと かつや

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