フュージョンとの出会い
ジャズを基調に電気楽器やロック風な奏法を取り入れたその新しい演奏スタイルは、アメリカでは1970年代終盤により洗練されたものとなり、フュージョンという新しいジャンルで呼ばれていた。 特に根本さんが惹かれたアーティストは、ギタリストのパット・メセニー。「大学時代に出会ってかれこれ30年。ずっと飽きないんですよ」。彼が率いるパット・メセニーグループのオリジナルメンバー、キーボディストのライル・メイズと作る音楽は、「透明感があるのにメロディアス。パットのギターとライルのピアノの絡みが、またいいんですよ」。来日公演のチケットは瞬く間に売り切れてしまうほどの人気を誇るが、ライブには何度となく足を運んでいる。「臨場感はもちろん、会場にいるのはパット・メセニー大好き人間ばかり。その場所、その空間にいることだけで、うれしくなるんです」。
フュージョンはもちろん、ジャズやボサノバも愛聴する。一人暮らしの高松の部屋には、LP200枚、CD100枚を持ってきた。「真剣に聴いていた昔では考えられなかった」という「ながら聴き」をしたり、ヘッドフォンでゆっくりと音に浸ったりなど、音楽を楽しんでいるという。
アクティブな一面も
香川での暮らしは1年8カ月ほどになった。赴任当初の高松空港勤務から今年4月に高松市内の支店勤務に。これからは市内のジャズスポットに出没する日が増える、かもしれない。
根元 克也 | ねもと かつや
- 略歴
- 1956年1月28日東京生まれ
1980年3月 成城大学経済学部卒業
1980年4月 東亜国内航空入社
1997年3月 JAS山形支店長
2004年 JALスカイ東京 羽田第3旅客部副部長
2006年 JAL高松空港所長
2008年 JAL高松支店長 - 写真
おすすめ記事
-
2009.04.16
単独行で目指す山頂。登山は自分との対話ができる貴重な時間
全日本空輸高松支店長 門田 展明さん
-
2010.08.19
さまざまな楽しみ方があるF1レース観戦 派手さの中に隠された、その魅力は・・・・・・
日本航空インターナショナル高松支店 支店長 中野 知明さん
-
2010.11.18
思い出が詰まった切符はたからもの。電車はたくさんの元気をくれる
DNP西日本 取締役執行役員 雲林院 康さん
-
2012.06.07
Dennoch!(デンノッホ) あきらめず前に進む
全日本空輸 高松支店 支店長 田中 五郎さん
-
2012.09.06
四国の玄関の性格 生かした駅づくり
JR高松駅長 宇野 恒生さん
-
2013.07.04
念願かない海外勤務を経験
全日本空輸/ANAセールス 高松支店長 大和田 哲也さん
-
2013.10.03
転勤16回「よそ者」だから分かること
高松空港ビル 取締役 大久保 良市さん
-
2013.11.07
休日は歴史研究 いつかは本の執筆を
高松空港ビル 取締役 市尾 伸さん
-
2015.02.05
交通と観光が出会いを生む
四国運輸局 企画観光部長 小幡 章博さん
-
2015.06.04
海外勤務の経験生かして
全日本空輸 高松支店長 阿部 浩之さん
-
2016.08.18
デザインの力で四国に愛される会社に
JR四国 鉄道事業本部 お客様サービス推進室 松岡 哲也さん