“子年”設立の法人は香川県で1,501社

東京商工リサーチ

Research

2020.01.03

2020年の干支は子(ねずみ)。香川県で子年に設立された法人は1,501社。干支別の構成比では子年の構成比は6.6%で最も少なかった。

※本調査は、東京商工リサーチの企業データベースから個人企業や倒産、休廃業・解散した企業などを除いた307万9,734社(2019年10月26日時点)から、子年に設立された法人を対象に抽出し、分析。設立年月は商業登記簿の記載に基づく。

最古は小豆島醤油

子年設立の法人で、最も設立が古いのは1900年の小豆島醤油(株)(小豆島町)。次いで1912年設立の更生保護法人讃岐修斉会(丸亀市)、1924年設立の(株)百十四銀行、(株)坂出郵船組と続く。

子年設立の上場企業は3社。1924年3月設立の(株)百十四銀行(東証1部・高松市・普通銀行)、1948年8月設立の(株)タダノ(東証1部・高松市・建設機械・鉱山機械製造業)、1948年12月設立の(株)四電工(東証1部・高松市・一般電気工事業)。何れも東証1部上場で高松市に本社を置くという共通点があった。

売上高別 トップはタダノ

売上高(単体)トップは、(株)タダノ。以下、(株)四電工、四国アルフレッサ(株)と続く。トップ5は全て高松市に本社を置く企業だった。

平成設立が5割

設立年別では、最多が2008年。1996年、1972年と続く。子年設立の法人のうち、平成設立が778社と全体の5割(同51.8%)を占めた。一方、100年以上前の明治時代に設立された法人は2社で、構成比はわずか0.1%に留まった。

2020年は「庚子(かのえね)」。種子の中に新しい生命がきざし始め、前年に蓄えた力を発揮する年と言われる。株式相場では、子年は上げ相場とも言われる。

20年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される。オリンピックが景気を後押しするのか、不況の入り口か。景気の分岐点に立つ20年は、乾坤一擲(けんこんいってき)の思い切りより、足を地に付けた潔静精微(けつせいせいび)のかじ取りが必要になってくるだろう。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

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