東京商工リサーチ(TSR)が保有する国内企業データベース(380万社)とDun & Bradstreet(ダンアンドブラッドストリート、本社・米国)が保有する世界最大級の海外企業データベースを活用し、日系企業の武漢と中国全土への進出状況を調査した。
※Dun & Bradstreetの「WorldBase」とTSRが保有する企業データベースを活用。「WorldBase」より武漢と中国の事業拠点(以下、拠点)をそれぞれ抽出し、拠点を管轄する企業の支配権(議決権・所有権)が50%超有している企業を特定した。特定された企業がグループの頂点企業でない場合、同様の方法でグループ最上位企業を特定。特定されたグループ最上位企業が日本に所在する場合を、日系企業と定義した。支配権が50%以下の場合、集計対象外。
中国進出 香川は11社
また中国全土には1,891社の日系企業が進出、4,380拠点を展開し、産業別では製造業が最多。香川からは11社が進出している。進出企業の新型コロナウイルスの影響で中国経済が停滞した場合、自動車など日本経済をリードする日系企業にも影響を及ぼしかねない。

産業別 製造業が半数占める
製造業は、安価で豊富な労働力、そして大きな成長性を秘めた中国市場を狙い、生産拠点を中国に求めたケースが多い。
輸送用機械器具製造業が最多

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸
おすすめ記事
-
2020.12.17
企業の約9割が「開催しない予定」
「忘・新年会に関するアンケート」調査 東京商工リサーチ
-
2020.12.03
非上場の金融・保険業、サービス業他は苦戦続く
リーマン・ショック後の企業業績」調査〔香川県版〕 東京商工リサーチ
-
2020.11.05
増加基調維持もコロナ禍以降ペース鈍化
「タピオカ屋さん」動向調査 東京商工リサーチ
-
2020.10.15
はじめて年間5万件を超える恐れ
2020年1~8月「休廃業・解散企業」動向調査(速報値) 東京商工リサーチ
-
2020.10.01
中小企業の「廃業検討率」、長引けば約7%
第7回香川県「新型コロナウイルスに関するアンケート」調査 東京商工リサーチ
-
2020.09.03
百十四銀行がシェア47.8%でトップ
香川県1万4,721社 2020年メインバンク調査 東京商工リサーチ
-
2020.08.20
6月の「減収企業率」は73.4%
第6回香川県「新型コロナウイルスに関するアンケート」調査 東京商工リサーチ
-
2020.07.16
香川県の社長年齢 過去最高の62.65歳
東京商工リサーチ
-
2020.05.21
98.8%の企業に「何らかの影響」
第4回新型コロナウイルスに関するアンケート調査(全国) 東京商工リサーチ
-
2020.05.08
売上高2兆円、利益1.7兆円が消失
上場企業「新型コロナウイルス」の影響と資金借入状況 東京商工リサーチ
-
2020.04.16
販売不振が最多、不況型倒産が7割超
2019年度四国地区企業倒産状況 東京商工リサーチ