
阿部さん(中央)とメンバーの皆さん


古民家の風情漂う農泊施設
日曜のみ営業のレストラン「どんぐりころころ」を運営する農村レストラン部会、以前は害獣として駆除するだけだったイノシシを名産品として活用する山南猪肉市場部会、農業体験やタケノコ掘りなどのイベントで地区を盛り上げるグリーンツーリズム部会をはじめ、現在11部会が活動中。年齢にかかわらず一人一人が知識や技術を生かして活躍できる場所であり、全員が何らかの部会に所属して、活動の利益で機材や設備を充実させながら「家族」として助け合っている。

自慢の農作物や加工品を販売中
今年4月、農産物加工場が新たに完成した。地域で採れた農作物や遊休地を利用して育てた果物を加工品として販売する取り組みは以前から行っているが、拠点が完成したことで六次産業化が大きく進む見通しだ。加工場では香川大学の学生が「農村カフェ」もオープン。阿部さんは「約20年活動を続けてきて、地域がまとまっているからこそできること」と力を込める。「小蓑地区の人たち、三木高校や香川大学の学生、そして山のイノシシまで協力してくれている。つながりを生かして、活動を充実させていきたいですね」
戸塚 愛野
山南営農組合株式会社
- 住所
- 香川県木田郡三木町小蓑928番地1
- 設立
- 2004年6月
- 略歴
- 2004年 6月 設立
2020年 7月 山南営農組合株式会社設立
2020年10月 農家民宿開始
2022年 4月 農産物加工場完成
2022年 5月 農村カフェオープン
- 地図
- 確認日
- 2022.05.05
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