世代を超えて愛される、だし醤油のパイオニア

だし醤油／鎌田醤油株式会社

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2022.07.07

ものづくり

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1789年創業の老舗食品メーカー、鎌田醤油株式会社。1965年に発売した「だし醤油」は、選りすぐりのさば節・かつお節・昆布から丁寧に抽出した一番だしのみを使うことにこだわり、本醸造醤油とブレンドしたもので、同社の人気ナンバーワン商品だ。「料理の時にだしを取る手間を省いて、これだけで味が決まる商品です」と、同社マーケティング部の綾井麗子さん。発売当時から原料や製法は変わらず、半世紀以上守ってきた味に世代を超えて親しむユーザーも少なくない。

「だし醤油」と同じ原料を使用し、普通濃口醤油より45％減塩した「低塩だし醤油」、独自の製法でつくる北海道産ブナ鮭の節を使った「鮭節だし醤油」、昆布や干し椎茸と７種類の野菜のスープをブレンドし、ベジタリアンでも使える「精進だし醤油」、うま味調味料や酵母エキスを使用せず、厳選素材だけでつくった「素材の旨みだし醤油」、香川県産ニンニクのパンチが利き、手軽に料理の幅を広げてくれる「にんにくだし醤油」と、種類も豊富だ。

1987年にスタートした通販を中心に、百貨店やスーパーなどでの卸売も展開し、顧客は全国に広がる。当初は瓶タイプだったが、業界ではいち早く紙パックや小さい口栓を採用したことで、保存性を高めるとともにユーザーが手軽に手に取りやすくなった。

「私たちは『食卓に笑顔をお届けする』ことを最も重視し、お客さまが食事を楽しめるアイテムを幅広く発信しています」と綾井さん。「これからも伝統の味を守りつつ、お客様の声をヒントに新しい商品開発や研究をして、『古いけれども新しい』ものづくりを追求していきます」と語った。

【問い合わせ】
鎌田醤油株式会社
TEL：0120-46-0306
受付／8時〜17時30分（日・祝日休）
https://www.kamada.co.jp/