地元素材を活かしてスイーツを開発

三木高校

Interview

2023.03.16

総合学科流通系列では、これまで学んできたことの実践の場として、3年生の授業で地元素材を使った商品開発を2012年から続けている。活動の目標は、地域の魅力を発掘・発信することで活性化につなげること。

生徒たちは毎年、4月からどのターゲットに向けてどんな商品を作るかアイデアを話し合い、企画を形にしてもらえる企業を探して交渉する。6月ごろから試作を始め、9月の文化祭での販売に向けてPRも含めて計画・実行していく。

今年度は、三木町小蓑地区のお米と希少糖を使ったチュロス「こみチュロ」を商品化した。ビジネスの場でのコミュニケーションにとまどったり、試作段階でイメージ通りに仕上がらなかったりと大変なことも多かったというが、「地元のために働く人がかっこよかった。あと、活動を通して今まで常識だと思っていたことがそうじゃない、自分の世界は狭かったと気づきました」(竹内香葉子さん)と振り返る。芳村詩織さんも「今まで地元で働きたいという気持ちはありませんでしたが、地域や企業の人が地元のためにやっていることを聞き、県外で学んだ知識を通して地域の課題を解決したいと思うようになりました」と話す。

実際、活動を経験した卒業生が地元に戻って就職したケースも。「活動を通して地域のために仕事をしたいという意識が生まれているのは嬉しい」と山上まどか教諭。活動は、春から新3年生に受け継がれる。

香川県立三木高等学校

住所
香川県木田郡三木町平木750
所在地
木田郡三木町平木750
TEL.087・891・1100
創立
1996年
生徒数
全日制:449人(2017年5月)
地図
URL
http://www.kagawa-edu.jp/mikih01/
確認日
2018.01.04

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ