エシカルフードで地産外商
産学連携で瀬戸内スイーツブランドを

坂出第一高校

Interview

2024.06.06

中四国の生産者や企業、学校がタッグを組み、環境にやさしい食材を使った瀬戸内スイーツブランドづくりが始まった。5月7日、坂出第一高校でキックオフイベントがあり、生産者から食材の説明を聞いた高校生が、新商品のアイディアを出し合った。

「瀬戸内の豊かな日常をアジアへ」をコンセプトに、海外への販路拡大を目指す中小企業のためのビジネスコミュニティ「瀬戸内グローカ
ルラボ」の事業の一環。コミュニティを運営する朝日通商は、「日本の農産物が他地域や他国との競合に勝ち抜くには、生産から加工、流通まで、関係機関がともに付加価値について考え、持続可能なサプライチェーンを構築することが必要。国内外に広く知られている“瀬戸内”を活用した越境型ブランドに挑戦する」と
説明する。若い世代の関心を高め、高齢化などにより衰退する農業や地域経済の活性化を推進する狙いもある。

キックオフには、卵のソムリエとして知られる徳島市のゴールドエッグ代表・小林真作氏、ユニークな米の利活用で知られるさぬき市のくりや代表・徳永真悟氏、高松市の洋菓子店ルーヴ代表・野崎幸二氏、岡山のIPU環太平洋大学現代経営学科特任准教授の扇野睦巳氏とそのゼミ生などが出席。オンラインで参加する事業者もあった。

同校製菓部の生徒27人は、各事業者らから食材の説明を受け、開発のポイントなど教わった後、グループに分かれて新商品のアイディアを練った。

生徒は、約1カ月かけて試作することに。「エシカルフード」で社会課題を知り、リアルな商品開発でビジネスの厳しさに触れ、将来のキャリアについて学びを深めている。

坂出第一高校

住所
香川県坂出市駒止町2-1-3
代表電話番号
(0877)46-2157
設立
明治40年5月
学科
全日制…普通科、食物科(311人)
地図
URL
https://www.sakaide1-h.ed.jp/
確認日
2024.06.06

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