キャッシュレス納付推進プロジェクト始動
香川短期大学が広報ツール制作

香川県内の企業における税金のキャッシュレス納付を促進するため、「キャッシュレス納付率全国ナンバーワン」をめざすプロジェクトが立ち上がった。官民・金融機関・専門職・大学が連携し、地域ぐるみで事業者のデジタル化とSDGs推進につなげる取り組みだ。

第一弾として、e-Tax、eLTAXを活用したキャッシュレス納付について、周知・啓発の強化と導入検討企業への継続支援キャンペーンを展開。申請から運用まで途切れない伴走支援を行い、ちらしや説明動画など、利用者目線の広報ツールで普及を図る。2024年度の香川県の国税キャッシュレス納付率は31.3％。これを2032年度に87.3％へ引き上げ、全国一を達成する目標を示した。

プロジェクトの発表会が11月20日、高松市であり、税務署や県、高松市、百十四銀行、香川銀行、高松信用金庫、四国税理士会、高松法人会らが参加。地域連携の枠組みを確認した。

香川短期大学の学生が制作したキャラクター、パンフレット、ポスターも披露された。税金の仕組みを学ぶ勉強会を経て18点の作品が寄せられ、優秀作が表彰された。若い感性によるデザインは「普及を後押しする大きな力になる」と関係者の期待を集めている。