“戌年”生まれ法人 香川で1,433社

東京商工リサーチ

Research

2018.01.04

2018年の干支は戌。全国の法人270万社のうち、戌年生まれの法人は17万155社で、十二支での法人構成比は6.2%と最も少なかった。

香川では1,433社が存在、全2万社の約7%にあたる。設立年別では06年が595社(構成比41.5%)、産業別ではサービス業他が424社(同29.5%)で最多だった。

※本調査は、東京商工リサーチの企業データベースから個人企業や倒産、休廃業・解散した企業などを除いた270万2,330社から戌年に設立された法人を対象に抽出した。

最古は神懸山保勝会

戌年設立法人のうち、香川で最も設立が古いのは1910年2月設立の一般財団法人神懸山保勝会(小豆郡、他に分類されないその他の事業サービス業)だった。以下、同年4月設立の木太興産(株)(高松市、ゴルフ場)、同年7月設立の松崎沖塩田(三豊市、土地賃貸業)と続いた。上場企業はなかった。

設立から30年未満は857社と全体の約6割(同59.8%)を占める。一方、100年以上前に設立された法人はわずか3社(同0.2%)に留まり、長い間、法人を維持することの難しさが浮き彫りとなった。

売上100億円以上は7社

売上高(単体)トップは、高松市で総合エンジニアリング業を手掛ける四電エンジニアリング(株)で458億円。以下、医薬品卸売業を運営する(株)幸燿が354億円、牛乳・乳製品卸売業を運営する四国明治(株)が315億円と続き、売上高100億円以上は7社だった。

サービス業他が最多

産業別では、サービス業他が424社(構成比29.5%)と最多。以下、建設業296社(同20.6%)、小売業195社(同13.6%)、製造業181社(同12.6%)、卸売業125社(同8.7%)、不動産業85社(同5.9%)、運輸業61社(同4.2%)と続いた。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ