スキューバダイビングで非日常を体験

凸版印刷 中四国事業部 第二営業本部 本部長 西山 郁也さん

Interview

2014.03.20

愛媛県出身で、大学時代から香川へ。卒業後は旅行会社に就職し5年間勤めた。凸版印刷に入社後も転勤は経験せず、香川での暮らしも30年を超えた。

人とは違う視点で

「もともと旅行が好きだったこともあって、自分らしく働けてやりがいのある仕事でした」と、旅行会社時代を振り返る。就職から5年後、転機を迎えた。新聞でたまたま見掛けた求人広告、それが凸版印刷だった。「営業としてどこまでできるのか、挑戦したいという気持ちで転職を決意しました」

旅行会社で身に付けた感覚は、現在の仕事に生きる。例えば食品メーカーの工場見学コースを企画する場合、美しいデザインだけではなく、そこに集客して、商品の売上にどれだけ貢献できるかを考える。「食品工場は観光施設にもなり得ます。工場見学コースは見た目の美しさのほかに、試食や土産物の購入、休憩ができるなど機能が充実すれば、観光施設として旅行日程に組み入れやすく、集客の目玉となります」

逆転の発想や、人とは違う視点で物事を捉えることを心掛ける。「お客様の利益が上がるような仕組みを、自分なりにつくることが必要。実際に効果があれば、信頼関係はおのずと築かれるものだと思います」

凸版印刷の仕事は大きく分けて3部門。情報コミュニケーション分野・生活環境分野・マテリアルソリューション分野だ。「情報伝達の方法や生活環境(エネルギーや包装形態)は、革新的に変化しています。その流れにどのように対応していくのか、力が問われているときです」

社会の変容に応じて、ビジネスチャンスを見つけたいと話す。「仕事は、我々だけではやっていけません。地域経済の発展なくして我々の発展はありません。地元企業の発展のお手伝いと、その方法の提案を発信し続けたいですね」

年に2回は沖縄旅行が目標

趣味は44歳で始めたスキューバダイビング。「それまで趣味らしい趣味はありませんでした。3日間でスキューバダイビングのライセンスが取れると知って、3連休に沖縄へ行ったのが始まりです」

年に2回を目標に、ダイビングのために沖縄へ行く。サンゴ礁の美しい石垣島をベースに本島・離島を訪れる。海外では、モルディブ、パラオ、ハワイなどへも行った。ダイビングをするときは、全てを忘れて非日常的な経験を楽しむ。

1日で2~3回潜り、1回あたりの水中の滞在時間は1時間程度。それが5分ほどにしか感じないのだと言う。「毎回、もう終わりかと思うぐらい、あっという間です。知人と行く時もありますが、たいていは一人で行きます。たまたま船に乗り合わせた人と一緒に潜って交流することも楽しみの一つですね」

同じ趣味を持つ者同士、すぐに打ち解けられるそうだ。「モルディブで知り合った東京在住のご夫婦とは、帰国後も付き合いがあります。いつかは、ガラパゴス諸島に行ってみたいですね」。海中の非日常体験で、明日への英気を養う。

西山 郁也 | にしやま いくや

略歴
1962年1月 愛媛県今治市生まれ
1984年3月 四国学院大学文学部 卒業
1989年4月 凸版印刷株式会社 入社
       高松営業所配属
2010年4月 中四国事業部第二営業本部第二部 部長
2013年4月 中四国事業部第二営業本部 本部長

凸版印刷株式会社

確認日
2014.03.20

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