そこで目を付けたのが、現地情報の一つ「観光パンフレット」。観光客の多くが利用し、観光地の魅力がつまっているのに旅が終わればほとんどが捨てられてしまう。このパンフレットに付加価値をつけて事後情報として発信してもらい、見た人が「ここに行きたい」と思うきっかけを作る仕組みが「KadaPam(カダパン)」だ。
全コースのオリジナルパンフを作りたい人がまた訪れる「リピート促進」、発信されたオリジナルパンフを見た人がそこを訪れる「観光客の掘り起こし」。それに加え、自治体などにとってはカダパンを利用した人がいつ、どこをどんなふうに回ったかという観光行動をデータ化できるのが利点だ。「行動ルートなどのデータは、観光の満足度を高める施策に生かせる」と八重樫さんは話す。
【問い合わせ】TEL.087・864・2241電子・情報工学科・八重樫研究室
【HP】http://remmy.eng.kagawa-u.ac.jp/yaegashi-lab/
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