
収集品と一緒に単身赴任生活

収集品第1号となったのは、囲炉裏やかまどの上につるし、かけた鍋や釜、鉄瓶などの高さを自由に上げ下げできるようにする「自在かぎ」だった。「一目でいいなあと感じた。自在かぎもそうでした。18年間ずっと持ち歩き、やっと使える家ができました」
民芸店や骨董市など、時間があればのぞいて歩いた時期もあった。骨董好きネットワークの情報網は広く、こんなのあるからいらない?と、知り合いはもちろん、会ったこともない人からも声がかかった。「譲ってくれた火鉢や箪笥などには様々なエピソードがある。それも僕が引き継いで、大切に使っています」
自分にとっての「本物」が大切

探し出し、触感を確かめ、じっくりと見る。「古いものとの出合いを大事にしたい。世の中にはいい物がたくさんある。昔のものにはいいものが多いですね。若い人はすぐに捨てるけど、なんでかなと思いますね」。そうは言っても、本当に自分が欲しいと思うものとの出合いは、そう何度とはない。「目も肥えてくるんですね。いろんなものを見ることで、本物がわかるようになってくると思う。ものが持つ『強さ』が違う気がしますし、見る目の差もあるでしょうね」
一度の出会い、繋がりを大切にしたい
高松、大阪、東京。それぞれの勤務地で出会った人々やものとの付き合いを、今もずっと大切にしている吉田さん。それに加えて、今後は新築した家での楽しみも増えるはず。「自分にとって『本物』と思えるものを多く持つことができた。今後も大切に、長くつきあっていきたいですね」
吉田 博 | よしだ ひろし
- 略歴
- 1947年 香川県生まれ
1965年 アサヒビール株式会社入社
2009年 4月 アサヒビール株式会社退社
2009年 7月 財団法人四国民家博物館事務局長 - 写真
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