どんなことでも気軽に相談を

香川県弁護士会

Interview

2023.01.05

地域密着

顧客志向

現場主義

地域貢献

課題解決

古屋会長

県内約200人の弁護士が所属する香川県弁護士会では、多重債務・交通事故・犯罪被害をはじめとするさまざまなトラブルに対して、弁護士による相談対応や、行政など各種機関が設ける制度に結びつけるサポートを広く行っている。

「弁護士は訴訟を扱うイメージがあるようで、相談するには敷居が高いと思われがちですが、実際は裁判になるようなケースの方が少ないんです。早期に相談するほど解決の選択肢は多く、トラブルを減らせる可能性も高い。些細な疑問や不安、どんなことでもプロの目で問題点を整理しますから、できるだけ早く、気軽に相談して安心につなげてください」と、会長の古屋時洋さん。

その窓口となるのが、同会が香川県弁護士会館で開設している「一般法律相談」だ。相談内容をもとに、さまざまな支援につなげていく。開設時間は月・水・金曜日の13時～16時20分。電話での事前予約が必要で、高松地区での費用は40分5000円（税別）。中讃・西讃エリアでは、同会丸亀事務所を通じて地域の弁護士事務所が当番制で対応に当たる。弁護士の少ない島しょ部への支援として、祝日を除く毎週火曜日に小豆島へ弁護士を派遣して無料で相談に応じる「小豆島法律相談センター」も設けている。

「課題は、相談サポートの認知そのものを向上すること」と古屋さん。公式サイトやパンフレットを通じた情報発信にも注力し、相談者1人1人に合わせた制度を案内する身近な相談の場であることを強調。「自分だけで問題を抱え込まず、一緒に解決していきましょう」と呼び掛けている。