テニスを通じて、オンがオフにも、オフがオンにも。

住宅金融支援機構四国支店長 香月 宏光さん

Interview

2009.02.05

赴任先では自分にいちばん合うサークルを探す。
「年齢とともに満足なテニスが難しくなってきて(笑)。楽しめるテニスがいいですね」。
高松市中心部にある亀岡庭球場は、香月宏光さんの香川でのホームグラウンド。社会人になってから始めたテニスとの付き合いは25年を超えた。

生涯スポーツはテニス

実はテニスとの出合い自体は中学3年までさかのぼる。最初は軟式テニス(現ソフトテニス)だった。「ラケットを少し握ったという程度だったんですが」。高校では特にスポーツには触れず、大学にはいってからは卓球に親しんだ。「入社して5年くらいたったころでしょうか、硬式テニス経験者の入社が多くなりましてね。彼らから刺激を受けまして、やってみたいなあと思い、それから始めたんです」

クラブに入会して基本を習得し、技術を磨いた。仕事柄転勤もあるが、赴任先のテニスサークルに入り地元の人とのプレーを楽しんだ。「今でも年賀状などのやりとりは続いているんですよ」。ウイークデーは仕事で忙しいが、休日にはテニスが待っている。「ストレス解消や気分転換になりますね。それに素人でも小さな試合に出場して1勝したり、いい結果を残したりすると、喜びを感じますし、気持ちは充実します。そしてこれが次のステップにつながるんです」

実は教え魔?指導者としての側面も

長くテニスを続けてきた理由は他にもあるのだろうか? 「もともと戸外で体を動かすのは好きだったのですが、それまでに経験した競技よりも自分の体にはテニスが合っていたのかなと思いますね」と香月さん。ラケットやウエア、シューズ選びも楽しいし、始めた頃はテニスの四大大会などのテレビ視聴も興味深かった。「上達する練習方法が分かってからは、それを社内のテニス部の後輩に伝える立場になりました。実は私、人にものを教えるのがけっこう好きみたいです(笑)」

一本でも多くラリーを楽しむテニスを目的とするなら、やはり基本技術の習得は欠かせない。部員それぞれの実力や個性に合わせた練習方法を提案し、上達を目指した。早朝練習に誘ったり、2泊3日のテニス合宿を企画したり。「みんなに上手になってほしいんですね。テニスはボールを打っただけで実力が分かる。練習では、初心者には初心者用の内容を、少し力のある人にはその力が活かせるような役割もお願いする。それぞれの実力が発揮できる環境づくりが大切なんです。もちろんこれはテニスだけでなく、ビジネスの場面にもいえることですね」と香月さん。

オンとオフは別のものだが、まったく切り離されたものではない。テニスという趣味を通じて、オフがオンになることもある。「テニス自体の魅力はもちろん、異業種の人と知り合えること、そして同じ趣味を持った人と仲良くなれること。これが楽しいんですよね。亀岡でも友達がたくさんできていますよ」。高松でのテニスライフも充実のようである。

香月 宏光 | かつき ひろみつ

略歴
1955年 2月10日 福岡県生まれ
1977年 3月 佐賀大学経済学部卒業
1977年 4月 住宅金融公庫入庫
1992年 4月 人事課(研修担当)
1994年 4月 南九州支店総務課長
1998年 4月 名古屋支店副支店長
2003年 4月 人事部次長
2005年 4月 大阪支店副支店長
2007年 4月 住宅金融支援機構四国支社長就任
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香月 宏光 | かつき ひろみつ

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