犬との触れ合いを子どもたちに

UKドッグセラピー協会

News

2020.08.13

8月5日、NPO法人UKドッグセラピー協会が2頭のダックスフンドを連れて、かねとう子ども食堂(高松市)を訪れた。約1時間、園児から小学生までの10人の子どもたちが、交替で犬との触れ合いを楽しんだ。

同協会は、アニマルセラピーとして、福祉施設や病院などへのセラピー犬の派遣を行っている。しかし、今年に入ってコロナ禍の影響で、訪問活動を中止していた。セラピー犬の活躍の場を設けることと、個別訪問を実現するために6月18日から7月31日までクラウドファンディングを実施。目標額の60万円を超えて、83万5千円の資金が集まった。

クラウドファンディングのリターン(金額に応じたお返し)には、同協会のオリジナルグッズや、犬と触れ合う機会を用意。協会の活動に賛同した株式会社エスレーヴ(高松市)の代表取締役・津村江里子さんはクラウドファンディングに参加した。リターンの「犬と触れ合う機会」を子どもたちにプレゼントしたいと考え、かねとう子ども食堂で実施することにした。

「私自身、犬を飼うことで癒やしと元気をもらった経験があるので、子どもたちにも喜んでもらいたいと思いました」と津村さん。日頃から子ども食堂に食材を寄付しており、「食育やいろんな活動で心も体も強い子に育ってくれたら」と話す。

子ども食堂を運営する金藤友香理さんは「いろんな経験ができるよう、食事以外にキャンプなども実施していますが、ドッグセラピーは今回が初めて。犬と長い時間触れ合うことがなかなかできない子もいるので、とても良い経験になったと思います」

犬をなでた子どもたちは「さらさらで気持ちよかった」と喜んだ。UKドッグセラピー協会の副理事長・遠藤恭子さんは「毎年行っている幼稚園訪問ができないので、今回は子どもたちに喜んでもらえてよかった」と話す。今後も家庭や学習塾などを個別訪問する予定だ。

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