地元ブランド品のおいしさを知ってもらいたい

らりるれロメインレタス天 福弥蒲鉾

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2020.11.05

魚のすり身を揚げた「天ぷら」は、地元ではおなじみだ。一般的にすり身にエビやチーズといった具を入れたものも人気だが、「具材のバリエーションがほぼ出尽くしている中、何か特徴的な商品ができないかと模索していた」と代表取締役社長・福島一弥さんはいう。

もともと、福弥蒲鉾では燧(ひうち)灘でとれる小エビをはじめ、地元の材料を使ってきた。そこで、注目したのが観音寺ブランド認証品の、らりるれロメインレタスだった。地元名産品であること、レタスという今までにない素材であることから開発を始めた。

ロメインレタスは、観音寺市大野原町の農業者が中心となり生産に取り組んだ新しい野菜。肉厚で加熱後もシャキシャキした食感が楽しめるという特徴があり、その味わいを生かした商品を目指した。

歯ごたえとみずみずしさが生かすため、どの大きさでカットするかを決めるのに時間がかかったという。魚のすり身に豆腐を混ぜて少しふわっとさせることで、シャキシャキ感をより感じられるような工夫もした。
らりるれロメインレタスの生産時期に合わせて、販売は11~4月の期間限定(180円・税込)

らりるれロメインレタスの生産時期に合わせて、販売は11~4月の期間限定(180円・税込)

当初は、味の特徴から「あっさり天」という名前で地元向けに発売したが、県外への販売も視野に入れて「らりるれロメインレタス天」に名前を変え、パッケージも一新した。
 
「開発の際には、生産者である『土緑家(どりょくか)』さんのレタスづくりにかける意気込みも伺った。その思いと、らりるれロメインレタスの名前を多くの人に知ってほしい」。食品展示会などにも積極的に出かけてPRしていきたいという。

問い合わせ
福弥蒲鉾
観音寺市港町2-9-38
TEL.0875・25・1131
福弥蒲鉾のサイト=HP

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