エビの新鮮なおいしさを、殻むきなしで味わえる

海老乃家(えびのや)の海老

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2021.12.02

海老乃家の海老500g・2700円(税別)

海老乃家の海老500g・2700円(税別)

エビの加工は殻むきが必要な上、温度管理も難しい。原材料費も比較的高いため、国内で加工している工場は多くない。そのエビの加工を得意としていた藪水産ではその技術を活かし、エビに特化したブランド「海老乃家」を立ち上げ、業者向けではなく直接消費者に届ける商品の開発を始めた。

「目指したのは、生きたまま殻をむいて食べた時のおいしさを、下処理の手間をかけずに味わえる商品です」と代表取締役社長・船田裕亮(ルビ せんだひろあき)さん。藪水産での実績を活かして質のいいエビを目利きし、丁寧に殻むき・背ワタ処理の後、すしネタのような状態に身を開く。くさみを抑えながら食感や味わいがよくなるよう、また、加熱しても縮みにくいよう独自の調味方法を試行錯誤し、開いたエビを真空パックした商品「海老乃家の海老」が完成した。
レシピの一例「海老の漬け丼」

レシピの一例「海老の漬け丼」

パッケージのまま解凍すれば、刺身はもちろん様々な料理にすぐ使える。身を開いたのは、ソースや調味料と絡みやすくするためだ。
 さらに、フードロスを減らす取り組みとしてエビの殻から抽出したオイルも開発。現在、オイルを活かした、アウトドアで使えるミールキットを、(公財)かがわ産業支援財団の支援などを活用して研究中だ。
 「『おいしかった』というお客様の声を直接聞けるのが何よりの励みです。パッケージやサイト、SNSで少しずつファンを増やしながら、じっくりと商品のよさを知ってもらいたい」と船田さんは言う。
問い合わせ
高松市庵治町6393-45
TEL.087・871・1910(藪水産)
https://ebino-ya.jp/

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