本格的な黒板の仕組みを手軽に学ぶ工作キット

1936年創業、80年以上にわたって日本の教育環境を支えてきたいわま黒板製作所。従来の黒板メーカー像から脱却し、未来のあらゆる「学びの場」を支えるコミュニケーションツールとしてもっと自由な黒板の活用を提案しようと、2019年「ミライノガッコウカンパニー」をブランドネームに掲げた。翌20年、女性社員を核にスタートした「おうちのがっこう」は、この流れを受けた同社のBtoCブランドだ。現在は若手社員を中心に、新製品開発やイベント出展、オンライン通販まで幅広く手掛ける。

おうちのがっこうが今年9月に発売した「ミニ・黒板工作キット」は、A4サイズ相当の黒板の材料とチョークのセット。板面はブラック・ブラウン・ブルー・グリーンの4色があり、同サイズでホワイトボード工作キットも展開している。鉄板をベニヤ板に接着して外枠を取り付ける工程は、実際の黒板づくりと同じ仕組みで、両面テープとドライバーがあれば手軽に組み立てられる。黒板を製造する過程で出る端材を活用しており、手触りや風合いも本格的だ。