温暖化防止を目指す空調設備会社の貢献

星電

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2022.11.17

冷凍空気調和機器施工技能士の実技試験

冷凍空気調和機器施工技能士の実技試験

自社だけでなく業界全体を啓発

業務用エアコンや冷蔵庫など冷凍空調機器と呼ばれる設備の多くには、温度を下げるためにフロンガスが使われている。オゾン層の破壊につながると問題視された「特定フロン」ではなく、オゾン層に影響しない「代替フロン」が現在の主流だが、大気中に漏れ出すと地球温暖化につながってしまう。社会全体でカーボンニュートラルを目指す機運が高まっている中、業務用冷凍空調設備の設置施工を主業とする星電にとって、フロンの取り扱いは依然、重要なテーマだ。

業務用冷凍空調機器を取り外す際は、残ったフロンを漏らさずボンベに回収するよう法律で定められている。回収業務には各都道府県の登録が必要で、業者は回収量を毎年報告する義務がある。しかし全体のフロン出荷量と回収量を比較すると、回収率は40%に満たない。少しでも100%に近づけていくために、星電ではフロン回収業務に携われる資格所有者の育成を積極的に進めているほか、(一社)香川県冷凍空調設備工業協会の会長も務める企業としてさまざまな講習や研修を実施し、業界全体の意識向上と人材教育を支えている。

広い視野で環境と安全を考える事業展開

サンポート高松エリアに設置されているソナエテル

サンポート高松エリアに設置されているソナエテル

カーボンニュートラル社会を目指す上では、フロン回収業務だけでなく、ガスが通る配管工事の精度を高め、普段からフロンを「漏らさない」ことも重要。そのためには配管の溶接技術の向上が欠かせない。星電は新入社員研修の段階から溶接の実習を徹底し、管工事業の中でも冷凍空調設備に携わる技術者向けの講習も行っている。冷凍空調のない生活は今や考えられないが、「快適な空間をつくるとともに、きれいな環境を残していくのも使命」が同社の信条だ。地球環境を守る仕事のプライドを胸に、目には見えないガスを扱う責任を日々果たしている。

温暖化防止にとどまらず、環境商材の開発を広く手掛け、防災分野では東日本大震災をきっかけに自立型多機能街灯「ソナエテル」を発表。現在全国に約2,900基が設置されている。ノンフロン高圧ガスの時代が来ても対応できる技術確立を目指すなど、未来を見据えた事業展開はまだまだ続く。

◆キーワード


代替フロン

オゾン層を破壊するといわれるフロンガスの代わりに開発された物質。フロンガスにはいくつか種類があり、代表的なクロロフルオロカーボン(CFC)は無色無臭、不燃性、化学的に安定しているためエアコンや冷蔵庫の冷媒をはじめ、幅広い用途に使われていたが、オゾン層を破壊するため国際的に廃止に。代替フロンとしてハイドロフルオロカーボン(HFC)などが使用されている。ただ、HFCなどの代替フロンは二酸化炭素に比べて温室効果が高いため、ノンフロン冷媒や発泡剤などの開発が進められている。


環境ビジネス

環境への負荷が少ない製品、サービス、技術などを提供する事業のこと。公害を防止する装置、廃棄物処理、リサイクル施設などにまつわる産業、電気自動車など環境負荷の少ない製品の製造・販売などの業種がある。SDGsをはじめとした国際的な環境配慮への流れを受け、環境ビジネス市場は拡大している。

◆スタッフ・メッセージ

「人のために尽くす」理念に共感して転職し、現在は工事営業を担当しています。空調設備工事は、現場を支える多くの人たちのチームプレーで成り立っています。みんながモチベーションを高く、社会と環境のために果たすべき責任を自覚して仕事ができるよう、対等な目線でトータルフォローするのが工事営業の仕事。現場がスムーズに動けば、お客様とも長い付き合いが育めるチャンスも生まれますから、いかにそこへ結びつけていくかがやりがいの一つですね。そのためにも、「人の心がわかる」営業であろうと、日々努力しています。

四国支店 工事管理課(営業担当)
矢田裕典さん

株式会社星電

住所
香川県高松市木太町2082-8
代表電話番号
087-832-2870
設立
昭和60年12月15日
社員数
50名
事業内容
空調、衛生設備工事の施工業務
空調機のメンテナンス業務
照明・住宅設備機器及び関連商品の販売
電気工事
建築
環境商材
地図
URL
http://www.n-seiden.co.jp/
確認日
2022.11.25

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