「丸いもの」の加工技術を活かし
新たな顧客開拓も目指す

山城金属

Tec✕Tec

2025.05.10

(写真左から)管理部管理課 髙畑 和弥さん(琴平高校出身) 第二製造部第3生産課 山下 雄史さん(多度津高校出身)

(写真左から)管理部管理課 髙畑 和弥さん(琴平高校出身)
第二製造部第3生産課 山下 雄史さん(多度津高校出身)

自社の技術の中核となる「コア技術」を進化させることは、他社との差別化や企業の成長につながる。山城金属は「丸いもの」のプレス加工を得意とし、主に、自動車のベアリングシールドなどの部品を手掛けている。

「丸いもの」の加工は難易度が高いが、同社は公差0.1ミリ以内の精巧な製品を、プレス加工で大量生産できる点が強みだ。その理由は、金型をはじめ金型を作る工作機械、プレス機など、丸いものに対応できる体制を整えながら技術を磨いてきたことにある。

例えば金型は自社で設計し、材料の厚さ、伸び縮みのクセを考えながら1000分の1ミリ単位で仕上げていく。また、微妙な調整を行う段取り作業や、現場と密に連携した生産計画なども、精密な製品を大量生産できる理由だ。培ってきたこの技術やノウハウを活かして新たな「丸いもの」の製造も始まっている。

◆キーワード


コア技術政略

事業の中核を担う技術、競争優位性をもつ技術=コア技術を活かして他社との差別化やシェア拡大などを目指す戦略のこと。

山城金属株式会社

住所
香川県丸亀市綾歌町岡田上1785
代表電話番号
0877-86-3135
設立
1961年12月
社員数
本社工場 31名 満濃工場 119名 計 150名(2023年9月現在)
事業内容
金属プレス加工製品の製造
メカニカルシール用部品、エアーバッグ用小物部品、ベアリング用シールド、オイルシール用芯金、ベアリングシール用芯金、精密プレス加工部品他
地図
URL
https://www.yama-shiro.co.jp/
確認日
2024.05.16

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