現場の課題をヒントに生まれた
世界初の省人化装置

レクザム

Tec✕Tec

2025.07.16

写真左 生産技術部第1生産技術グループ 高橋洸至さん(観音寺総合高校出身) 写真右 生産技術部第4生産技術グループ 市原愛浩さん(高松南高校出身)

写真左 生産技術部第1生産技術グループ 高橋洸至さん(観音寺総合高校出身)
写真右 生産技術部第4生産技術グループ 市原愛浩さん(高松南高校出身)

モノづくりにおいて「まだ世の中にないもの」を生み出そうとする過程では、自ら技術や知識を深めようとする積極的な姿勢が技術者の成長に直結する。

レクザムの生産技術部は、エレクトロニクス製品の設計・開発・製造を担う生産本部の中で、主に「製品をつくる環境をよりよく整える」役割を持つ部署。社内製造現場の省人化や効率化を追求するとともに、半導体製造装置関連機器・自動車部品・スポーツ用品など多分野を横断するモノづくり技術を生かして、新しい製品を世に送り出すことも多い。

部内4グループのうち、第4グループは省人化設備の開発や海外拠点支援、基板の試作などを広く担うチーム。業務を通じて気づいた現場の課題をヒントにさまざまな新設備を生み出しており、近年のユニークな開発例は省人化装置「Hummingbird-550」だ。

マイコンボードの製造過程には、基板のコネクタに貼られている「吸着用テープ」を1枚1枚人間の手ではがす工程がある。「Hummingbird-550」は、それを全自動で行える世界初の装置。社内の製造環境改善のために生まれた設備だが、吸着用テープを手ではがす作業は他社でも一般的に行われているため、自社製品として世に打ち出せるポテンシャルは十分。既に本格的な販売段階に入っている。

現状に満足せず、常に次のアイデアを考え続ける技術者たち。「自分の手で新しいものをつくりたい」という創意工夫でモノづくりの現場を大きく動かしていく、開発の最前線だ。

現在担当している業務は。

市原 もともと製造部門で自社開発製品の外観検査を担当していましたが、1年ほどで生産技術へ。製造部門がきちんとモノづくりを行える環境を整えるのが生産技術の仕事です。大学では機械を学んでいたので、治具の設計などは得意でしたが、さらに電気・ソフトウェア系の学びを得られて視野が広がったのがよかった。一人で開発ができるレベルを目指せる環境です。近年では「Hummingbird-550」のほかに、2年ほど前にも基板の検査・搬送装置の開発にかかわり、国内外の製造拠点に展開した経験があります。

高橋 私はまだ入社2年目。学生時代は電気を学び、電気系のエンジニア志望として工場見学にも来ました。エレクトロニクス製品を扱っていて自社開発もする当社の環境に触れて「私も開発をやってみたい!」と感じたのが入社のきっかけです。第1グループ所属ですが、様々な環境を経験して視野を広げたマルチな人材を育てる方針の下、今春から第4グループで基板の試作や新設備の開発について勉強中です。最初は本当に何もわからなかったけれど、少しずつわかることが増え、任される仕事も増えてきて、成長を実感しています。

今後、力を入れていきたいことは。

市原 いつも同時進行で複数のプロジェクトをハイペースに進めていくので、活気もあると思います。これからの設備開発については、協働ロボットの導入を考えたい。当社の香川工場では導入事例が少ないものの、誰もやっていないことをやるから知識と技術が身につく喜びがある。実現できたら達成感があるでしょうね。

高橋 私は高校時代にシーケンサ制御を少し学んだ経験があり、第4グループでもかかわれるチャンスがあるかもしれないと楽しみにしています。着実に知識を増やしてわからないことを一つずつ解消し、任せてもらえることを増やしたい。社員寮生活で同期や先輩と話す機会が多く、高校の先輩も多いので、部署に関係なく何でも話せる環境がいいですね。

◆キーワード


生産技術

製造工程において、生産工程の設計、準備、改善を行う仕事のこと。Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)を意識しながら、製品を安全、効率的に量産するための生産ラインの構築、現場の課題発見と解決、製造設備の開発・改造などを手掛ける。関係部署とも関わりながら進めるモノづくりの中心的存在。生産技術の向上は材料のロス削減や作業の効率化、製品の不良率低減にもつながる。

株式会社レクザム

住所
香川県高松市香南町池内958
代表電話番号
087-879-3131
設立
昭和35年1月
社員数
1,320名 [2023年4月現在]
事業内容
エレクトロニクス応用製品(電子コントローラ、医療機器他)、半導体製造装置関連機器、自動車部品、精密機械加工品、スキーブーツ、地ビール、乾燥剤などの開発・設計・製造・販売
所在地
本社:大阪市中央区南本町2-1-8
TEL.06・6262・0871
香川工場:高松市香南町池内958
TEL.087・879・3131
設立
1960年1月
代表者
代表取締役社長 岡野晋滋
資本金
4,880万円(レクザムグループ総資本金 91億円)
事業内容
エレクトロニクス応用製品(電子コントローラ、医療機器他)、半導体製造装置関連機器、自動車部品、精密機械加工品、スキーブーツ、地ビール、乾燥剤などの開発・設計・製造・販売
グループ会社
レクザム電子四国、レクザム金属岡山、
蘇州隆祥電子・深圳先隆電子・
保山九隆酵母・昆明隆祥化工(中国)、
レクザムタイランド、レクザムチェコ 他
地図
URL
https://www.rexxam.co.jp
確認日
2024.07.18

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