
情報共有システムのイメージ
「まちの薬屋として、高松市西部の皆さんの健康を支えたい」と話す、代表の吉岡貴代さん。「時代とともに薬剤師の役割も変わらなければ」と考えている。5年ほど前に、西高松脳外科・内科クリニック、社会福祉法人牧羊会と連携し、情報共有システムを導入した。
システムには患者ごとに顔写真や健康状態、薬の処方せんなどを入力し、変更があれば随時更新する。パソコンやスマートフォン、タブレットからアクセスでき、医師、看護師、介護士、薬剤師がリアルタイムに情報を共有する。申し送り事項などコメントを残すことができ、1~3つまでの星印で重要度も一目で分かる。
鶴市店では、薬剤師が個人宅や施設への医師の往診に同行。その後、医師の処方せんをもとに用意した薬を個人宅や施設に届ける。配達の際に見聞きした情報は、情報共有システムを使って医師にフィードバックする。

1回分ずつに包装された薬。全ての袋に
名前といつ飲むかが記されている
吉岡さんは「今後ますます高齢化が進むと、在宅介護や老人福祉施設での療養が増えるでしょう。薬を販売するだけでなく、患者さんに合わせて薬を管理したり、飲み方の指導をしたり。そういった支援をする薬局が、地域で必要とされてくるのでは」と話している。

施設によっては、患者別の薬をフロアと
曜日ごとにまとめて届ける
ライム調剤薬局 高松市香西東町326-1 TEL.087-881-4111
在宅支援薬局ライム 高松市鶴市町247-1 TEL.087-882-4111
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