在宅介護、施設での療養を支援

ライム調剤薬局

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2018.09.20

情報共有システムのイメージ

情報共有システムのイメージ

ライム調剤薬局は高松市内で3店舗を運営しており、それぞれ役割が異なる。国分寺店は病院の門前薬局、香西店はいろいろな病院の処方せんに対応。鶴市店(在宅支援薬局ライム)は在宅や施設での介護を支援する。

「まちの薬屋として、高松市西部の皆さんの健康を支えたい」と話す、代表の吉岡貴代さん。「時代とともに薬剤師の役割も変わらなければ」と考えている。5年ほど前に、西高松脳外科・内科クリニック、社会福祉法人牧羊会と連携し、情報共有システムを導入した。

システムには患者ごとに顔写真や健康状態、薬の処方せんなどを入力し、変更があれば随時更新する。パソコンやスマートフォン、タブレットからアクセスでき、医師、看護師、介護士、薬剤師がリアルタイムに情報を共有する。申し送り事項などコメントを残すことができ、1~3つまでの星印で重要度も一目で分かる。

鶴市店では、薬剤師が個人宅や施設への医師の往診に同行。その後、医師の処方せんをもとに用意した薬を個人宅や施設に届ける。配達の際に見聞きした情報は、情報共有システムを使って医師にフィードバックする。
1回分ずつに包装された薬。全ての袋に 名前といつ飲むかが記されている

1回分ずつに包装された薬。全ての袋に
名前といつ飲むかが記されている

また、薬の包装に自動機を使い効率化を図っている。処方せんを読み取って、薬を選別し分包。合計金額の計算まで機械でできる。患者ごとに朝・昼・夜など薬が1回分ずつ包装されているため、施設でも薬の管理がしやすい。

吉岡さんは「今後ますます高齢化が進むと、在宅介護や老人福祉施設での療養が増えるでしょう。薬を販売するだけでなく、患者さんに合わせて薬を管理したり、飲み方の指導をしたり。そういった支援をする薬局が、地域で必要とされてくるのでは」と話している。
施設によっては、患者別の薬をフロアと 曜日ごとにまとめて届ける

施設によっては、患者別の薬をフロアと
曜日ごとにまとめて届ける

【問い合わせ】
ライム調剤薬局   高松市香西東町326-1 TEL.087-881-4111
在宅支援薬局ライム 高松市鶴市町247-1 TEL.087-882-4111

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