さて、10年ぶりのやなぎみわの個展「神話機械」では、《マイ・グランドマザーズ》などこれまでの代表作シリーズや舞台作品を資料や映像によって紹介するほか、16年から福島の果樹園で日本神話と桃をテーマに取り組んできた写真シリーズ《女神と男神が桃の木の下で別れる》を初めて日本で発表します。これは古事記に登場するイザナギとイザナミの物語に由来するもので、生と死の国の境に植えられていた桃の木をモチーフに人間の運命について思考を深める新たなシリーズです。
やなぎみわ展「神話機械」
【と き】3月24日(日)まで
【ところ】高松市美術館(高松市紺屋町10-4)
【入場料】一般1000円、大学生500円、高校生以下無料
高松市美術館 学芸員 毛利 直子
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高松市美術館 学芸員 毛利 直子
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