宝物は2000曲 音楽が癒やし

キリンビバレッジ 四国支社長 竹田 光昭さん

Interview

2015.02.19

神戸生まれ神戸育ち。勤務は東京と関西が長い。千葉に自宅を構え、今回が2回目の単身赴任だ。「香川は気候も人も温暖なイメージ。優しくて真面目で仕事に一生懸命という印象です」

チャレンジとスピード対応

販売促進、予算管理、プロジェクトの進捗管理など企画を中心に携わってきた。関係会社である北海道キリンビバレッジでは管理本部長を務めた。「150人規模の会社です。管理本部長は社長に次ぐ立場。経営者の視点を養えました」

本社のマーケティング本部ではブランド戦略を担当した。「マーケターは専門職。若いうちから10年ほど経験して一人前になります。40代半ばでの異動はとまどいもありましたが、良い経験になりましたね」

もともとビールが好きで飲料メーカーへの就職を希望した。今の一押しは「プラズマ乳酸菌」を配合した飲料と「別格」ブランド。おいしさ、健康、価格・・・「お客様の価値」はあらゆる要素からなる。「ヒットを生み出すのは難しいですが、定番になる商品を育てたいですね。これからも味と原材料にこだわり、お客様に一つでも多くの商品を手に取ってもらいたい。地域の活性化も重要だと考えています。別格の『希少珈琲』は香川県で開発された希少糖を使っているので、全国に広げていきたいですね」

大切にしているのは挑戦とスピード。「若い人はどんどんチャレンジしてほしい。失敗は成長の糧になります。やらないという判断は自分でしないこと。スピード対応も大事ですね」

例えば企画書などの書類で考えると、期日に100点のものや期日前に80点のものを見せるよりも、言われた当日に5点のものでもいいから見せる。「そうすれば全体の方向性が明確になり、意思疎通が円滑になります。まずは挑戦。実行することによって何かを変えられると思っています」

無類の音楽好き

6年ほど前から、健康と体重維持のためウオーキングを始めた。休日は1~2時間歩く。栗林公園は年間パスポートを購入して、散策を楽しんでいる。「金刀比羅宮の奥社まで歩いた翌日に、屋島登山をした時はさすがによく歩いたなと思いましたね」

学生時代から変わらぬ趣味は音楽。聴くことと歌うことが好きだ。本社勤務の時に歌好きが集まり、「カラオケ部」と称して活動していたことも。「北海道にいた頃には、カラオケ部のメンバーが遠征に来てくれましたよ。四国支社のメンバーは歌が上手で刺激を受けました。もっと練習しないと」

携帯用の音楽プレーヤーをいつも持ち歩く。学生時代、カセットテープに録音した曲をデジタルのデータで保存し直したものだ。「邦楽、洋楽、ディスコミュージック・・・2000曲ほど入っているのでは。あの時に聞いたなと一つひとつに思い出があります」。そんな竹田さんの影響もあってか、二人の娘は吹奏楽部に所属。演奏会を見に行くのも楽しみの一つだ。

竹田 光昭 | たけだ みつあき

略歴
1966年4月 兵庫県神戸市生まれ
1989年3月 関西学院大学経済学部 卒業
     キリンビバレッジ株式会社 入社
2007年4月 営業本部企画部企画担当部長
2009年4月 営業部営業企画担当予算担当部長
2011年4月 北海道キリンビバレッジ株式会社 管理本部長
2013年4月 キリンビバレッジ株式会社
      マーケティング本部企画担当部長
2014年8月 四国支社長

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