釣りと旅行で一家団らん

セブン‐イレブン・ジャパン 香川地区ディストリクトマネジャー 岩本 洋樹さん

Interview

2014.08.21

「四国では、セブン−イレブンは新参者。広く知っていただきたいですね」。2012年10月に、出店の準備で香川へ赴任した。

四国へ初出店

「初めてのことばかりで、何をどうすればよいか分からなかったですね」と、着任当時を振り返る。身近にセブン−イレブンがない生活も初めてだった。まず行ったのは、香川・徳島のコンビニエンスストアを見学すること。品ぞろえや在庫をチェックしながら両県のコンビニ全店を回った。

「香川は酒類の売上が少ないと言われています。売れないから品数を少なくするのではなく、品数が少ないから売れないのだと考えました」。あえて、酒類を豊富にそろえた。昨年3月1日に、香川で8店、徳島で6店のセブン−イレブンをオープン。愛媛にも出店し、来年には高知にも1号店ができる予定だ。

「近くて便利」は全国共通。店舗経営は、各地域での「使われ方」を捉えることが必要だそう。「香川では、コンビニは小さなスーパーマーケットのような役割を果たすと思います。何より充実した品ぞろえが大切でしょう」

大学生のころ、セブン−イレブンの業務内容に興味を持ったのが、入社のきっかけ。店舗の担当となり、売上向上のための情報提供や経営についてアドバイスする「オペレーション・フィールド・カウンセラー」になりたいと思った。若いうちから経営に深く携われるところに魅力を感じた。

「オーナーに対して言いづらいことや耳の痛いことが、お店のためになることです」。顧客のため、店舗オーナーのために厳しいことも言う。

家族そろって四国一周

妻と2人の息子は千葉の自宅に。昨年の夏休みは、数日かけて四国の名所を巡った。徳島の渦潮、大歩危小歩危、高知の四万十川、愛媛の松山城、道後温泉、香川は小豆島へ。

釣りが好きで、子どもたちと一緒にバス釣りを楽しむ。「どこに何がいるか、どういうルアーを使えばいいかなど作戦を練るところが面白い。香川でも時間ができたら釣りをしたいですね」

大学時代にはテーマパークでのアルバイトも経験。そこで接客の基本を学んだことも今に生きている。「釣りも好きですが、仕事が趣味のようなものですね」

さらなる質の向上を

入社時から「質の追求」を叩き込まれてきたという。「おいしい商品を提供しお客様にとって良い店であれば、集客できるはず。そういう意味では、コンビニはまだ飽和状態ではないと思います」

セブン−イレブンはJR四国と業務提携し、JR四国管内のキヨスクを順次提携店舗にリニューアルしていく。「数あるコンビニエンスストアの一つではなく、コンビニといえばセブンと言ってもらえるようになれば」

岩本 洋樹 | いわもと ひろき

略歴
1972年4月 千葉県船橋市 生まれ
1996年3月 明治大学 政治経済学部 卒業
       株式会社セブン-イレブン・ジャパン 入社
1998年3月 木更津地区オペレーション・フィールド・
      カウンセラー
2002年3月 船橋地区オペレーション・フィールド・
      カウンセラー
2004年8月 木更津地区ディストリクトマネジャー
2007年1月 習志野地区ディストリクトマネジャー
2009年1月 札幌東地区ディストリクトマネジャー
2013年1月 香川地区ディストリクトマネジャー

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

確認日
2014.08.21

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