歴史を生かし、新しいことにも挑戦する「まちの研究室」

香川大学 佛生山らぼプロジェクト

Interview

2021.05.20

4月25日に開店した「仏生山かふぇ machiya」

4月25日に開店した「仏生山かふぇ machiya」

2020年10月から活動を始めた香川大学佛生山らぼプロジェクト。代表の経済学部3年・北川菜々子さんが、友人と立ち上げた。北川さんは1年の時から新規プロジェクトに参加したいと考えており、経済学部教授の古川尚幸さんに相談していた。古川さんは、ゼミで交流のあった仏生山町での活動がいいのではと、アドバイス。
月1開催の「仏生山こどもらぼ」

月1開催の「仏生山こどもらぼ」

北川さんは授業で呼びかけるなどでメンバーを増やし、現在2~3年生の11人が所属する。仏生山の歴史を生かしつつ、新しいことにも挑戦していく「まちの研究室」のような存在になりたいと「らぼ」と付け、「佛」は旧字にした。
佛生山らぼは、同町のコミュニティセンターで小学生との交流を図る「仏生山こどもらぼ」を開催。これまでアート作品やスライムづくりなどを実施した。町内の施設「もんぜん町家」では「仏生山かふぇ machiya」を運営。カフェは4月25日にオープンしたばかりだ。

目指すのは、地域住民も観光客も憩う「仏生山が分かる」カフェ。仏生山街道と呼ばれる県道166号では、かつてそうめん製造がさかんだった。歴史を知ってもらうきっかけになればと、カフェではそうめん料理を提供。町内で作られているお酢やハチミツを使ったメニューも考えている。

北川さんは「メンバーをさらに増やし、地域の方と協力して楽しく活動していきたい。いろんな人に会えるので、最高です」と話す。カフェの運営が軌道に乗れば、街道にベンチを設置したり、子どもたちと畑で野菜をつくったりしたいという。古川さんは「仏生山は古くて新しいまち。人口も増えていくと思うので、人が交流できる場づくりをしてほしい」とらぼの活動に期待する。
代表の北川菜々子さん  「みなさん、仏生山にぜひお越しください!」

代表の北川菜々子さん

「みなさん、仏生山にぜひお越しください!」

香川大学 佛生山らぼプロジェクト

活動内容
子ども向けワークショップ「仏生山こどもらぼ」の開催(毎月第3日曜日)、「仏生山かふぇmachiya」運営(毎週日曜日)
所属人数
11人(2021年4月現在)
SNS
Facebook、Twitter、Instagram
確認日
2021.05.20

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