ふるさと感じる四国でアクティブに!

NTTドコモ 執行役員 四国支社長 広門 治さん

Interview

2015.09.17

兵庫県赤穂市の出身。「晴れた日には、海岸から小豆島が見えました。子どもの頃はあれが四国か、なんて思っていましたね」。プライベートでは香川を始め四国によく遊びに来たが、勤務するのは今回が初めてだ。穏やかな景色においしい魚介、香川の恵みは高校生まで過ごした赤穂を思い出させる。

息抜きは車で遠出

「水泳と阪神タイガースに青春を費やしました」。海、川、プール、水があればどこでも泳いだと、少年時代を振り返る。タイガースの試合は、兵庫でも東京でも見に出掛けた。「高知県でのキャンプも見に行きたいですね」

風情が好きで城下町にもよく出掛ける。「うだつの町並みが見られると思って出掛けたら宇多津町で・・・」というお茶目なエピソードも。「徳島県脇町のうだつも見てみたいですが、宇多津にも古い町並みが残っていて面白かったですね」

休日には車で遠出する。宇和島でお城や天赦園を見たり、鯛めしを食べたり。室戸岬にも訪れ、室戸にある四国霊場の最御崎寺、津照寺、金剛頂寺へお参りした。単身赴任のため一人旅だが、その寂しさも楽しいと話す。「佐田岬や足摺岬など他の岬にも行ってみたい」

週1回はジムでのトレーニングとゴルフ練習を行う。「ジムや練習場でもフレンドリーな人が多く、初めて会ってもたくさん話し掛けてくれますね。仕事も生活も順調ですが、ゴルフは不調です。少しでもうまくなろうと、こつこつ練習しているところです」

手抜きせず諦めず丁寧に

NTTで5年間、ドコモで4年間、株主や投資家に向けて会社の財務状況を説明するIR活動を担当した。対象は国内外の機関投資家、生命保険会社、投資信託会社などだ。財務だけでなく、技術動向に関する質問も飛び交い、緊張感が漂う場面を何度も経験した。IR活動を始めたばかりの頃は、社内の他部署から理解されず、情報を提供してもらえないという苦労もあった。

「仕事は手抜きをしないことが大事。簡単なことだと思って適当にする、反対に、どうせ自分には無理だからと諦める。このどちらも手抜きだと思っています」

四国にはドコモショップが136店舗ある。四国は、携帯電話キャリアのシェアの54%をドコモが占める。利用率は高いが、利用料金の単価はあまり高くない。それはスマートフォンの普及率が低いためと考えられている。高齢者を中心に「ガラケー」支持が根強いようだ。「スマートフォンの普及を進めたい。使えば新しい世界が広がりますから」

高松には、「あんしん遠隔サポート」のコールセンターがあり、常時200人のオペレーターが待機している。あんしん遠隔サポートのコールセンターがあるのは、全国で代々木、横浜、沖縄、高松の4カ所のみ。「スマートフォンの操作で分からないことがあれば対応出来ますので、四国の皆さんにも安心して電話をかけていただきたいですね」

広門 治 | ひろかど おさむ

略歴
1962年 7月 兵庫県赤穂市生まれ
1985年 3月 東京大学経済学部 卒業
1985年 4月 日本電信電話株式会社(NTT)入社
2001年 7月 株式会社NTTドコモ 国際ビジネス部担当部長
2003年 6月 関連企業部担当部長
2005年 8月 日本電信電話株式会社 第四部門担当部長
2007年 6月 財務部門担当部長
2008年 7月 株式会社NTTドコモ IR部長
2012年 6月 広報部長、モバイル社会研究所副所長 兼務
2014年 6月 執行役員 四国支社長

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