四国の枠から飛び出して新しいチャレンジを

日本たばこ産業 四国支店長 近藤 章功さん

Interview

2015.01.15

2014年10月に着任。入社後、千葉、神奈川、東京と関東での勤務が続いた。地方も支店長としての勤務も、単身赴任も初めてのことだ。「人を受け入れてくれる間口の広さのようなものを感じます。一方で、新しいことへのチャレンジには慎重であるとも思いますね」。四国や香川の印象をそんなふうに話す。

ソフトテニスプレーヤー

「妻と一緒に過ごす時間が、一番楽しい。定年後、二人で何をしようかと考えているところです」と話す、愛妻家。年に数回は夫婦で旅行を楽しむ。昨年はハワイへ。国内旅行は、愛犬のゴールデンレトリバー・ランちゃんとも一緒だ。

「もともと台所に立つのは好きで、付き合い以外はほとんど外食をしません」。休日は家事をこなし、ゴルフの練習に励む。「単身赴任は、やっぱり寂しいですよ」

40歳までソフトテニスに打ち込んだ。2歳上の兄が中学入学と同時に始めたことをきっかけに、近藤さんもソフトテニスに挑戦。そのまま続け、社会人プレーヤーに。社内の公式クラブに所属し、平日は仕事、週末はソフトテニスの練習と、忙しい日々を送った。

選手として活躍しながら、35歳からは監督も務めた。「知力、体力ともに使うスポーツです。テニスは、時間当たりの運動量がバスケットボール、サッカーに次いで多いほどです。軟式なので軟弱な・・・と言われることもありましたが、誇りを持って取り組んでいました」

「使命感」持って仕事を

東日本大震災は、JTにも大きな影響を及ぼした。工場が被災し、供給が完全に停止。商品が供給できないのは、過去に誰も経験のないことだった。

近藤さんは本社勤務で、営業活動をマネジメントする立場にあった。24時間体制での対応が3カ月ほど続いた。「当時は、社内の誰もが、お客様に早く商品を届けたいという気持ちでいたと思います」。体力的にもつらかったが、使命感を持って取り組めば、危機的状況は乗り越えられることを実感した。

「常に忘れてならないのは、冷静な判断です」。責任者には、現場をコントロールする力が必要だ。座右の銘やモットーといったものはない。一つの思想にこだわらないと言う。「世の中は刻々と変化しています。昨日の格言が、今日は通用しないかもしれない。その時の状況を見て、的確なアドバイスができれば」

四国という枠にもとらわれない。「新しいことへのチャレンジは、これまでの歴史を捨てることではありません。過去を失うのではなく、延長線上に未来がある。そう考えて『人財』育成をしながら、チャレンジを促したい」

何よりうれしいのは、人の成長を見ること。「仕事の成果を出すのは当たり前。将来、成果を上げる人物を、どれだけ育てられるかが重要だと考えています」

近藤 章功 | こんどう あきのり

略歴
1961年9月  神奈川県横浜市生まれ
1980年4月  日本専売公社入社 関東支社勤務
2005年4月  日本たばこ産業株式会社 横浜支店
       相模原営業所長
2006年12月 横浜支店 川崎営業所長
2008年10月 本社 たばこ事業本部 営業企画部 次長
2012年4月  東京支店 企画部長
2014年10月 四国支店長

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