
漆椀ができるまでの31工程の見本が並ぶ
香川県漆芸研究所はその工程をすべて見せる「漆器ができるまで展」を、県文化会館1階の香川漆芸ホール(高松市番町)で11月4日(月・祝)まで開催している。来館者は、角材が漆椀になっていく様子を、見本と解説文で知ることができる。展示するお椀は、人間国宝(重要無形文化財保持者)の山下義人さんが制作した。
同研究所の辻孝史さんは「漆塗りの工程をここまで詳細に見せる展示は、全国でも珍しいと思います。漆芸を志す人や興味のある人など、たくさんの方に見ていただきたいですね」と話す。
展示は9~17時(入館は16時半まで)、会期中無休、観覧無料。

布目彫り蒟醬の工程見本(左)と、素地見本
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