技術とシステムで
多品種少量生産に応える

朝日段ボール

Tec✕Tec

2023.05.16

写真左 中澤拓人さん(英明高校 出身)、川端修平さん(坂出工業高校 出身)

写真左 中澤拓人さん(英明高校 出身)、川端修平さん(坂出工業高校 出身)

段ボールを製造する企業は全国にあるが、「段ボールシート」の成形から印刷、カット・折り曲げといった製函まで自社で一貫してできること、また少量ずつ多品種のオーダーに応えられるのが朝日段ボールの強みだ。

段ボールは、2枚の原紙の間に波型に成形した芯を挟んで貼り合わせた段ボールシートを使って製造する。三層構造の段ボールシートを上下いずれも反りがないよう“まっすぐ”に仕上げるのは難しい。

その段ボールシートを使い、多品種少量生産のオーダーメイド方式で顧客のニーズに応えている。それができるのは、数も形も印刷デザインもバラバラの数千件の受注を、どの順番、どのような工程で製造すれば最も効率的か瞬時にはじき出すシステムを導入しているため。加えて、製造機械の知識を持ちカスタマイズできる技術者がいることも大きい。機械化が進むが、印刷設備と段ボールのタッチ、カットする刃物の劣化を抑える段ボールシートのセットの位置といった微妙な調整は人の技術がものをいう。多彩なニーズに最新の設備と技術者の力で対応し、物流を支えている。

◆キーワード


多品種少量生産

サイズ、仕様などを顧客に合わせて細かく対応し、必要な製品の数だけ生産していく方法。多様なニーズに対応できる、在庫を持ちすぎることがないという利点がある。

株式会社朝日段ボール

住所
高松市国分寺町国分156-2
代表電話番号
087・874・1313
設立
創業1955年12月1日
事業内容
段ボールケース・シート、美粧段ボール、包装資材全般の製造・販売
資本金
3億2400万円
地図
URL
http://www.asahidan.co.jp/
確認日
2021.11.18

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