新型コロナで変わる 企業、働き方、暮らし

Q仕事の不安や悩みは？
・感染予防とビジネスを両立した事業運営にシフトする必要があるが、道筋が見えない。
・融資や補助の詳細がわかりにくく、動けない。
・飲食店は行政の支援があまり期待できず、心が折れて廃業するのではないか。
・求職者と接触ができず、採用活動が計画通り進まない。
・一つの事業だけで進むリスクを痛感。県内外の企業との連携･協業も考えたい。
・モチベーション維持と消費マインドの冷え込み。
・業績悪化が続けば、人員整理されるのではと不安。

Q仕事の不安や悩みを解決するためにしていることは？
・新たな営業スキームの構築と社内体制の整備。
・他社と協業した新規商品の製造と販売。
・オンライン環境の整備強化。
・営業活動や販売などWebの活用。
・SNSでの情報発信。

Q家庭生活の不安や悩みは？
・子どもの教育の遅れが心配。
・知人や職場の人とのコミュニケーションが希薄になった。
・人間ドックが中止になり、感染症以外の病気の発見が遅れる不安。
・離職した子どもの就職活動が心配。
・在宅時間が長くなり、光熱費、食費、ごみが増えた。

Qあったらいいと思う商品、サービスは？
・ウイルスが可視化できるライト
・ウイルスの除去ができる空気清浄機
・医療従事者などが家族と離れて暮らすためのキャンピングカーシェアサービス
・生活費の補助
・子どもの学費免除
・通信料の補助
・講演や習い事、学校などのオンラインシステムの導入
・通院できないときのリモート診断や調剤
・スーパーなどの混雑状況が分かるアプリ
・Web上でお店に行くのと同じような体験ができるサイト
・食事のテイクアウト情報
・新しい宅配サービスのまとめサイト

感染症の影響で、大きく変わっていくことの一つが「働き方」だ。在宅勤務やリモートワークにより「Web会議で時間･経費節約」や、「交代制を導入した」など、社内体制の見直しと効率化につながったメリットをあげる声が寄せられた。

「Web会議は一方的な発言が多く、ブレストは対面でやった方がいい」「上司に相談する案件、品質の確認業務はタイムラグがある」といった意見も。在宅勤務などをしていない理由としては、「IT化の費用がかけられない」「現場作業が中心で運用できていない」などがあった。また、「リモートワークを機に評価基準を見直したい」という声も寄せられた。

必ず出社しなければならない、という価値観が変われば、評価基準も変わり「長時間会社にいる＝働いている」とみなされることもなくなる。感染症をきっかけに必要なもの、無駄なものが浮き彫りになり、制度や価値観などが変わっていくと予想される。

飲食店支援／WeBase高松、co‐ba takamatsu
子連れ出勤／寳月堂
ネオクロールスティック／四国化成工業
低臭･抗菌インク使用を提案／ムレコミュニケーションズ
緊急学生支援金／香川大学
Web、電話で仕事探し／クリエアナブキ

オンライン授業／大手前丸亀中学･高校　
ウェビナー運営／電マーク
オンラインウエディング／インペックス
オンラインツアー／小豆島ヘルシーランド
動画・オンライン配信／四国水族館

おうち時間を楽しむセット／熊野蒲鉾店
おうちで丸亀三昧つくっちゃおセット／丸亀市観光協会
キッズPizzaキット／ドゥオモ
ミニホワイトボード／いわま黒板製作所
パティシエ仕込みのクッキー手作りキット／ルーヴ
さぬきうどん英才教育キット／瀬戸内うどんカンパニー

※仕事や家庭生活における不安などを選択式と記述式で回答してもらった。
1,907人にEメールで協力を依頼。Web上のアンケートに188人が回答した。
実施期間は2020年5月1日～5月11日
（回答者の内訳）
性別：男性158人、女性30人
年代：10～20歳代 6人、30～40歳代 65人、50～60歳代 110人、70歳代以上 7人
雇用形態：経営者・役員87人、正社員87人、契約・嘱託職員11人、派遣社員1人、その他2人
業種は、製造業を中心にインフラ、卸売・小売、建設、不動産など